BLESS秋葉原本店が、ガス冷却ユニットを使用した「Core 2 Extreme X6800」のオーバークロックデモを開始した。デモでは、Asetek製のガス冷却ユニット“Vapochill(バポチル)”を使用し、「Core 2 Extreme X6800」(2.93Hz)を約4.16GHzにオーバークロックしている。
取材時のデモ機の構成は、マザーボードがインテル製「D975XBXLKR」、メモリがCorsair製の「TWIN2X1024-8500」(DDR2-1066 SDRAM 512MB×2)、ビデオカードがLeadtek製の「WinFast PX7900GTX TDH」、ケースがAsetek製「Vapochill XE II」となっている。
気になる「FFベンチ3」(HI)のスコアは“11269”で、インテルが開催中の“ベンチマーク・コンテスト”にエントリーした場合、第4位(9月25日現在)となる数値だ。デモ機をセッティングした同店の店員によると、「ある程度オーバークロックを考慮して設計されているASUSTeKやMSIのマザーを使用すればもっとスコアを伸ばせるはずだが、あえてインテル純正マザーを選んだ。過度のオーバークロックを前提としていないインテル純正マザーでもここまでできるというのを証明したかった」とのこと。
ちなみに、「CINEBENCH 9.5」でCPUベンチマークを実行したところ、“Rendering(1 CPU)”の結果は“692”、“Rendering(x CPU)”の結果は“1280”だった。 同店によると「Core 2 Duo E6400」の“Rendering(x CPU)”が“680”程度とのことなので、オーバークロックしたデモ機の「Core 2 Extreme X6800」は、「Core 2 Duo E6400」の約2倍の性能ということになるという。
デモ機のスペックを確認すると、CPUの動作クロックは4.159GHzで、FSBは約1387MHz、コア電圧は1.5875V、メモリのレイテンシは5-5-5-12となっていた | ビデオカードもコア/メモリクロックが680MHz/900MHzにオーバークロックされていた(定格仕様は650MHz/800MHz) |