アラクサラネットワークス(株)は14日、エンタープライズ市場やサービスプロバイダー市場向けのシャーシ形スイッチ“AX6300S/AX6700S”シリーズ3機種を本日より販売すると発表した。
発表した製品は以下のとおり。
AX6708S
『AX6708S』 |
- 最大スイッチング容量
- 1.15Tbps
- 最大パケット処理性能
- 720Mpps
- 最大ポート数
- 10GBASE-R(XFP)×64、1000BASE-X(XFP)×192、10/100/1000BASE-T×192
- 最大消費電力
- 4400W
- 本体サイズ
- 幅443×奥行き534×高さ395mm(9Uサイズ)
- 重量(最大)
- 75kg
- 最小構成価格、出荷時期
- 733万9500円、2007年1月5日
AX6308S
『AX6308S』 |
- 最大スイッチング容量
- 192Gbps
- 最大パケット処理性能
- 120Mpps
- 最大ポート数
- 10GBASE-R(XFP)×8、1000BASE-X(XFP)×128、10/100/1000BASE-T×192
- 最大消費電力
- 2400W
- 本体サイズ
- 幅443×奥行き534×高さ303mm(7Uサイズ)
- 重量(最大)
- 64kg
- 最小構成価格、出荷時期
- 576万4500円、11月1日
AX6304S
『AX6304S』 |
- 最大スイッチング容量
- 96Gbps
- 最大パケット処理性能
- 60Mpps
- 最大ポート数
- 10GBASE-R(XFP)×4、1000BASE-X(XFP)×64、10/100/1000BASE-T×192
- 最大消費電力
- 1500W
- 本体サイズ
- 幅443×奥行き534×高さ211mm(5Uサイズ)
- 重量(最大)
- 45kg
- 最小構成価格、出荷時期
- 521万8500円、11月1日
『AX6708S』は、最大スイッチング容量を1.15Tbpsまで拡張可能なハイパフォーマンスモデルで、主に10Gbps回線をワイヤーレートで多数利用したい顧客向けの製品。『AX6308S』および『AX6304S』は、1Gbps以下の回線を主に使用しつつ、10Gbitの使用も視野に入れた顧客向けの製品となる。
全モデルで同社が提唱する“ギャランティードネットワーク”のコンセプトに基づいており、映像/音声/データなど異なる特性のトラフィックが混在しても快適に使用できる“トリプルプレイ”、全モジュール完全二重化が可能で障害が発生してもビジネスを止めないネットワークを構築できるなど、高い性能と信頼性を実現している。
都内で行なわれた発表会では、代表取締役社長の和田宏行氏が登場し、製品に関する説明を行なった。
代表取締役社長の和田宏行氏 |
和田氏は、今回発表した3製品について「次世代基幹ネットワーク(NGN:Next Generation Network)への動きを見据えた製品であり、企業、個人、公共のつながりを重視したユビキタス情報社会に向けた製品」と説明。アマゾンとブックオフのコンテンツ提携を例に挙げ、NGNによる高可用なユビキタスIP統合ネットワークを構築することで、“BtoB”から“BtoBtoB”へ新たな価値を創出し、提供できるという。