ソニー(株)とソニーマーケティング(株)は13日、年末商戦の新製品を一堂に展示する、特約店向けの展示会“Sony Dealer Convention 2006”のプレス向け内覧会を、東京・品川の新高輪プリンスホテルで開催した。
“Sony Dealer Convention 2006”入り口にはハイビジョン撮影用のスタジオがあり、ハイビジョン映像のデモンストレーションが実施されている |
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今回のメインテーマは“ソニーハイビジョンクオリティ”で、会場には液晶テレビ“BRAVIA(ブラビア)”を筆頭に、ハイビジョン“ハンディカム”、デジタルハイビジョン対応HDD&DVDレコーダー“スゴ録”、11月11日発売予定の(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント『プレイステーション 3』、“VAIO”秋冬モデルなどが展示され、そのほとんどは実際に触って試せるようになっている。
液晶テレビ“BRAVIA”が並ぶ |
原色を鮮やかに再現する、BRAVIAの“ライブカラークリエーション”のデモ。左がオフで、右がオンの状態 |
高画質化回路“ブラビアエンジン”のデモ。左のオフの状態より、右がオンの状態のほうが輪郭がシャープになっている |
参考展示されていた“ブルーレイディスクレコーダー”、年内の発売を目指しているという |
『HDR-FX7』(左)は分解展示されていた。また『α100』(右)は実機が2つに分断された形で展示されており、中の構造を確認できるようになっていた |
そのほか、サイバーショットの新製品“DSC-T50”(左)や新しい“ロケーションフリー”(右)なども展示されており、実際に製品に触れて確かめることができる |
“VAIO”の展示コーナーでは、映像の取り込みからメディアへの書き込みまでの流れに沿った展示となっていた |
2007年はハイビジョン製品が80%を占める
ソニーマーケティング(株)代表取締役社長の宮下次衛氏 |
今回の内覧会に先立ち、Sony Dealer Convention 2006の説明会が行なわれた。壇上に上がったソニーマーケティング代表取締役社長の宮下次衛(みやした つぎえ)氏は、ハイビジョン“ハンディカム”が2006年8月末時点で、全世界で累計2万7000台の累計出荷台数を突破したことを明らかにした。さらに年末商戦については「2007年度、国内エレクトロニクスビジネスにおいて、ハイビジョン構成比80%を目指す前哨戦として」位置づけているという。
ソニーマーケティング取締役の鹿野 清氏 |
続いて、ソニーマーケティング取締役の鹿野 清(しかの きよし)氏が壇上に上がり、各製品のアピールポイントを紹介した。さらに「いかに(ハイビジョンの)感動の世界を日本の方々にご紹介するか」が同社の使命だとし、“ハイビジョンコンサルティング”という新たなマーケティング施策について説明した。これはハイビジョンについてよくわからない、といったユーザーに対し、各人の生活環境を踏まえてハイビジョン環境を整えるための相談に乗ってくれるというもの。たとえば銀座ソニービルでは、ハイビジョンに関する相談窓口やセミナー会場を設け、「お一人お一人の生活に合った、新たな提案」をするという。また、電話相談窓口でも、接続の仕方などはもちろん“どうしたらハイビジョンの世界を堪能できるか”といった相談にも応じるという。