日本ヒューレット・パッカード(株)は11日、省スペース&低価格の中小企業向けLANスイッチシリーズ5製品を本日以降順次発売すると発表した。
発表された製品は以下の通り。
ProCurve Switch 2810シリーズ
48ポート搭載する『ProCurve 2810-48G』 | ポートを24個に抑えた『ProCurve 2810-24G』 |
- ProCurve Switch 2810-48G
- 44個の10/100/1000BASE-Tポート、4個のデュアル・パーソナリティー・ポート(10/100/1000BASE-TまたはMini-GBIC光ファイバーとして接続可能)を搭載。冗長化したパワーサプライを採用、最大16台のスイッチを単一のIPアドレスで管理できるスタック機能を搭載
- 本体サイズ:幅442×奥行き322.6×高さ43.2mm 重量:3.9kg
- 価格:67万2000円、販売開始日:今月11日
- ProCurve Switch 2810-24G
- 20個の10/100/1000BASE-Tポート、4個のデュアル・パーソナリティー・ポート(同)を搭載。そのほか、2810-48Gと同等の機能を搭載
- 本体サイズ:幅442×奥行き322.6×高さ43.2mm 重量:3.27kg
- 価格:39万9000円、販売開始日:今月11日
ProCurve Switch 2510-24
24個の10/100BASE-TXポートで価格を抑えた『ProCurve 2510-24』 |
- ProCurve Switch 2510-24
- 24個の10/100BASE-TXポート、2個のデュアル・パーソナリティー・ポート(同)を搭載、ファンレス設計でオープンスペースなどでの利用にも有効
- 本体サイズ:幅442.5×奥行き236.2×高さ43.9mm 重量:2.22kg
- 価格:7万1400円、販売開始日:今月19日
ProCurve Switch 1800シリーズ
24ポートを搭載し、ファイバーチャネル接続も可能な『ProCurve 1800-24G』 | 8ポート搭載し、ファンレスで安価な『ProCurve 1800-8G』 |
- ProCurve Switch 1800-24G
- 22個の10/100/1000BASE-Tポート、2個のデュアル・パーソナリティー・ポート(同)を搭載
- 本体サイズ:幅442.5×奥行き171.2×高さ43.9mm 重量:1.96kg
- 価格:8万8200円、販売開始日:今月11日
- ProCurve Switch 1800-8G
- 8個の10/100/1000BASE-Tポートを搭載、ファンレス設計で動作音を低減
- 本体サイズ:幅196.3×奥行き116.3×高さ43.9mm 重量:0.54kg
- 価格:3万5700円、販売開始日:今月11日
今回発表した3機種は、中小企業向けのミドルレンジからローエンド向けのLANスイッチ。ユーザー認証にIEEE 802.1xや、MACアドレスに基づいたクライアント認証など“ProCurve”上位モデルにも搭載されるセキュリティー機能を搭載したほか、ウェブベースでの認証もできるなど、ローエンド製品に必要な使いやすさも備えるという。また、すべての製品に対して、使っている間の故障時には無償での製品交換が行なわれる“ライフタイム保証”を採用する。
都内で行なわれた発表会では米ヒューレット・パッカード ProCurve Networking by HP セールス・アンド・マーケティング グローバル・ダイレクターのマーク・トンプソン(Mark Thompson)氏らが製品に関する説明などを行なった。
ProCurve Networking by HP セールス・アンド・マーケティング グローバル・ダイレクターのマーク・トンプソン氏 |
トンプソン氏は、今回発表した3製品について「安いだけの製品でなく、ビジネスバリューといった価値を提案する製品」として位置づけており、「安さだけを求めると、品質面で限界が来る。ProCurveは品質、信頼性に価値を置く顧客向けの製品」と説明した。また、他社のローエンド製品との価格競争について、「ポート単価といった面で見れば、他にも安い製品はあるが、ウェブベースで管理できたり、他のベンダーでは1年保証であるところを、HPでは使っている間は保証が行なわれる“ライフタイム保証”を行なう。ローエンドの製品ではこういった機能は普通は盛り込まれない」と語った。