日本電気(株)は31日、サイバーアタック対策ソフト“CapsSuite(キャップス スイート)”において、クライアントパソコンにエージェントソフトを導入せずに利用できる“エージェントレス型”のパソコン検疫ソフト『CapsSuite/PC検疫システム』の販売を開始したと発表した。100名程度の小規模オフィスから段階的に導入できるようになっており、価格は182万円(500ライセンス/税別)から。出荷開始は9月末の予定。
システム構成 |
『CapsSuite/PC検疫システム』は、大学や出版業界など、職員や社員が個人のパソコンを利用することが多い業界でのニーズに応えて発売するもので、パソコンを社内ネットワークに接続するたびに、サーバーからエージェントをダウンロードして検疫を受け、セキュリティーポリシーを満たしていることが確認されれば社内ネットワークに接続できる。低価格で導入でき、ウイルス定義ファイルの更新状況をポリシーとして自動的に取り込めるなどの特徴があり、中小規模の企業や部門単位での検疫システムの構築に適しているという。
同社では今後1年間に4万ライセンスの販売を見込んでいる。