日本ヒューレット・パッカード(株)は21日、x86サーバー“HP ProLiant(エイチピー プロライアント)”のタワー型エントリーサーバーの新製品として『HP ProLiant ML150 Generation 3』の受注を同日付けで開始すると発表した。出荷開始は24日で、価格は14万3850円から。
『HP ProLiant ML150 Generation 3』 |
『HP ProLiant ML150 Generation 3』は、デュアルコアXeon 5100番台(5110-1.60GHz/5120-1.86GHz/5130-2.0GHz)を最大2個搭載でき、512MB(最大8GB)のFB-DIMM、ホットプラグ対応のシリアルアタッチドSCSI(SAS)やシリアルATA(SATA)HDDを搭載し、エントリークラスの価格帯でミッドレンジクラスに近い性能を持つタワー型サーバーのエントリーモデル。国内(東京)の昭島事業所で組み立てからテストまでを行なうフルCTO(注文仕様生産)の“Made in Tokyo”モデルとなる。
ホットプラグモデルとノンホットプラグモデルをラインアップし、ホットプラグモデルはHP 8ポートSAS/SATAホストバスアダプターを搭載しておりRAID 0/1とホットスペアに対応、ノンホットプラグモデルはSATAディスクコントローラーを搭載しており、RAID 0/1をサポートする。HDDは3.5インチを最大6個搭載可能(SASは36G/72G/146GB、SATAは80G/160G/250G/500GB)。拡張スロットは64bit/100MHz PCI-X×3、PCI Express x8/x4、PCI×1を搭載する。インターフェースは10/100/1000BASE-T、USB 2.0×7、シリアル、PS/2×3などを搭載する。本体サイズは幅650×奥行き219×高さ453mmで、オプションにより5Uラックマウントに搭載可能。電源出力は600W(最大660W)。
また、遠隔管理用オプションカード『HP Lights-Out 100cリモート マネジメント カード』を追加することで、新機能となる仮想KVM(グラフィカルリモートコンソール)や仮想メディア、SSL/SSHを利用したアクセスなど、エントリークラスではサポートされていなかった機能も利用できるようになる。