上戸彩さん |
ソフトバンクグループでオンラインエンターテインメント事業を展開するELEVEN-UP(株)(イレブンアップ)は1日、ゲーム開発を行なう(株)キャメロットと共同で、パソコン向けオンラインゲーム『ゴルフだいすき! ~I LOVE GOLF! ~』を発表した。東京・港区の“ホテルオークラ”で開催された発表会には、広告キャラクターを勤める上戸彩さんも駆けつけた。
『ゴルフだいすき! ~I LOVE GOLF! ~』はオンラインエンターテイメントサービスの“G プラネット構想”の第一弾タイトルとなるゴルフゲーム。Gプラネット構想とはオンラインゲームのポータルとなる仮想のオープンスペースのことで、マップ上で自分のキャラクターを自由に移動させたり、ほかの人の操作するキャラクターとコミュニケーションをとったりできる。
自由に散策できるオープンスペース | 看板をクリックするとウェブサイトが表示される |
『ゴルフだいすき! ~I LOVE GOLF! ~』の画面。ゲーム内の操作キャラクターも上戸彩さん | ゲームでは複数のビューを表示することも可能 |
今回のゲームはその上で提供されるもので、今後さらにゲームを追加していくという。ゲームの利用料は未定となっているが、オープンスペースのみの利用については無償の予定。これらのサービスは4日に限定先行テスト参加者の募集が開始され、今年の秋ごろにプレオープン、年内には正式サービスを開始する。
ELEVEN-UP 代表取締役社長の片山崇氏 |
ELEVEN-UP 代表取締役社長の片山崇(かたやま たかし)氏は、オンラインゲームについて「世の中の人たちがこの面白さ、心地よさを知らないのはすごいもったいない」とし、「簡単で、安心して、スッと入れる」ような新しいサービスを構築しようと考えたという。その後2年ほど開発は停滞したが、去年の春先にキャメロットと出会い、トントン拍子に開発が進み、今回のサービス発表に至ったという。
キャメロットの代表取締役社長の高橋宏之氏 |
キャメロットはプレイステーション用ソフト『みんなのGOLF』や、ゲームボーイ用ソフト『マリオゴルフ GB』『マリオテニス GB』などの開発を手がけた企業。キャメロットの代表取締役社長の高橋宏之(たかはしひろゆき)氏は、マリオテニスがワールドワイドで300万本売れ大ヒットした際に、任天堂(株)の米国子会社であるNintendo of Americaから「キャメロットはコロンブスである」と言われたことを「非常にうれしかったこと」として語った。当時、アメリカで1万本以上売れたゲームがなかったため、新しい市場を開拓したことでコロンブスと評されたとのことだが、今回のゲームについても「インターネットは危険な大海である」が、「あえてもう一回コロンブスになって、未開の大陸を発見するために大海原に旅立とう」と意気込みを語った。
ソフトバンクBBの取締役である孫泰蔵氏 |
課金決済はソフトバンクBB(株)が担当する。ソフトバンクBBの取締役である孫泰蔵氏は新サービスについて「新しい時代を切り開くエンターテインメントを皆様の前に披露できるようになったことを、非常に喜ばしく思う」と語った。
真剣にゲームを行なう上戸さん | ゲーム中のCGで「はいりんしゃい!」的なポーズも | カップインでガッツポーズ |
ゲームの説明の後は上戸さんが壇上に上がり、実際にゲームをプレイした。上戸さんは休日などは友人とよくゲームをすると語り「(格闘ゲームで)戦うのは結構いい加減にボタン連打してしまうので、全然普段(格闘ゲームを)やっているようなマニアックな方よりもウマかったりします」とゲームの腕前に自信を見せた。また今回のゲームについても「絵がリアル」と評価し、「(ゴルフゲームは)小学校の時からお母さんとかと一緒にやっていて、風向きとか、意外とコツは知っているほうだと思います」と、やはり自信があることを語った。
ビデオメッセージで登場した久保田利伸氏(左)と孫正義氏(右) |
そのほか、今回タイアップソングを歌う歌手の久保田利伸氏やソフトバンク(株)代表取締役社長の孫正義氏などから届いたビデオメッセージを公開した。久保田氏は「すごくクリエイティブで、新しくて、でも手触りがすごく柔らかくて、すごくびっくりしました」と語った。また孫氏は実際にゲームをプレイし「面白い、これは最高だね。ゴルフから広がって釣りから何から全部できるとこんな楽しいことはないね」と感想を語った。