6月24日、ユリが見頃を迎えた北海道札幌市に米アップルコンピュータ社の直営店“Apple Store Sapporo”がオープンする。世界で151店舗、国内で7店舗となるApple Storeの誕生だ。
アップルコンピュータ(株)は23日、プレス向けに同店の内覧会を開催した。オープンに先駆けて、店舗内部などについて詳しくレポートしていこう。
“Apple Store Sapporo”の外観。ファサード中央の光る大きなリンゴマークは街路樹に隠されているが、その代わり店の目の前の赤い電話ボックスが目印になりそうだ |
最も人通りの多い地域のひとつに立地
スティーブ・ケイノー氏 |
Apple Storeは、ファッションブランドなど他業種の直営店と比べても店舗展開が早く、およそ9日に1軒のペースで店舗を増やしている。
2005年は愛知県・名古屋に始まり、東京都・渋谷、福岡県・福岡、宮城県・仙台と立て続けに4店舗をオープンした。それと比べて今年前半は動きが鈍く、これが国内1店舗目となる。開店ペースが遅くなったことについて、米アップルの直営店担当リージョナル・ディレクターのスティーブ・ケイノー氏は「それはわれわれが何よりも立地を優先させているからだ」と語った。
Apple Store Sapporoの所在地は、中央区南一条西3-8-20にある“QB札幌”ビル。札幌市広報課によれば、このエリアは「市営地下鉄のすべての路線(3路線)が交わる“大通り駅”に加えて、札幌駅南口(北4乗)から南北に走る“駅前通”があり、最も人通りの多い地域のひとつ」という。
広報課は「近くには札幌市中心部を東西に横切る大通公園があり、豊かな緑を感じることもできます。大通公園の東端には、展望台としても有名な“さっぽろテレビ塔”があります」ともコメントしている。
ちなみにこのテレビ塔からのライブ映像がインターネット経由で中継されているが、残念ながらApple Store Sapporoはちょうど左側の建物の裏側に位置していて確認できない。
三越のApple Storeと反対側、大きな交差点側には、巨大なiPodの広告が掲げられている |