ノルウェーのOpera Software社は20日、ウェブブラウザー“Opera(オペラ)”の最新版『Opera 9』の提供を開始したと発表した。25ヵ国語以上の言語版を同社のウェブサイトから無償でダウンロードできる。
“BitTorrent” | “ウィジェット” | |
『Opera 9』の新機能 |
『Opera 9』では、従来のタブブラウズやマウスジェスチャーに対応したウェブブラウザー機能に加え、“ウィジェット”と“BitTorrent(ビットトレント)”に対応したのが特徴。
“ウィジェット”は、JavaScriptやAjaxなどで作成されたデスクトップウェブアプリケーション(Operaウィジェット)を、ウェブブラウザーから利用できる機能。専用サイトにはマルチメディア/ニュースフィード/ゲームなどのプログラムが用意されているほか、ユーザーがウィジェットを作成することもできる。“BitTorrent”は、P2Pファイル配信プロトコルで、BitTorrentのクライアント機能を搭載したことにより、Torrentファイルをクリックするだけでダウンロードできるようになった。
そのほか、広告や画像を非表示にする“コンテンツのブロック”機能や、タブの上でマウスポインターを止めるとタブの内容をサムネイル表示する機能、好みの検索エンジンを追加できるカスタマイズ機能なども追加された。Cookie拒否など異なる設定でウェブサイトを閲覧できる“サイト設定”なども行なえるようになっている。
対応OSは、Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSD、Solarisなど。有料のサポートサービスとして“プレミアムサポート”が用意されており、インストールとアップグレード、ほかのブラウザーからの移行、設定とカスタマイズ、発生した問題の解決などに対して、英語/日本語のメールで約24時間以内に(祝日/週末を除く)対応する。プレミアムサポートの対応OSはWindows/Linux/Mac OS X。料金は1年間29ドル(約3300円)で、円建ての決済については準備中という。