『Endeavor NA701』 |
エプソンダイレクト(株)は20日、Endeavorシリーズのノートパソコン新製品『Endeavor NA701』を発表、本日から受注を開始した。高速なデュアルコアCPUと米エヌビディア社製GPUを搭載するなど、メインマシンとしての使用に十分なパフォーマンスを備えたモバイルノートである。Windows Vistaの動作環境を満たした“Windows Vista Capable PC”に準拠する。
Endeavor NA701の主なスペック
- 選択可能なCPU
- Intel Core Duo T2300E-1.66GHz、T2400-1.83GHz、T2500-2GHz、T2600-2.16GHz、T2700 2.33GHz
- Celeron M 410-1.46GHz
- 選択可能なHDD構成
- 40~100GB
- 選択可能な光ディスクドライブ構成
- DVD-ROMドライブ、DVD&CD-RWコンボドライブ、DVDスーパーマルチドライブ、ウェイトセーバー
- その他のスペック
- メモリー 512MB~1.5GB/Intel 945PM Expressチップセット/NVIDIA GeForce Go 7300 128MB/15インチ液晶ディスプレー 1024×768ドットまたは1400×1050ドット/IEEE 802.11a/b/g 無線LAN内蔵/Windows XP Home EditionまたはProfessional
- 最小構成価格 11万9700円から
NA701はビジネスユーザーやパワーユーザーに人気の高い、デスクトップパソコン並みのパフォーマンスを2kg弱の筐体に収めた“ハイパフォーマンスモバイル”を称するノートパソコンである。同様にパフォーマンスモバイルを指向した『Endeavor NT550』の後継機種に当たる製品だ。
まずCPUには高速なIntel Core Duoシリーズを選択可能で、最高ではCore Duo T2700-2.33GHzを搭載できる。またモビリティー重視のノートパソコンではチップセット内蔵グラフィックス機能を使用するものが多いが、NA701はNVIDIA GeForce Go 7300を標準搭載。既存の3Dアプリケーションはもとより、Windows Vistaの3D GUI“Windows Aero”にも余裕を持って対応できる。メモリーは512MBのDDR2 SDRAMをオンボードで搭載しているほか、増設用メモリースロットを1スロット備え、最大1.5GBまで増設可能である。
15インチの液晶ディスプレーは、XGAタイプとSXGA+(1400×1050ドット)タイプが選択できる。本体サイズは幅310×奥行き260×高さ38.6mm、質量は標準バッテリー搭載時で約2.0kg。光ディスクドライブの代わりにウェイトセーバーを装着した構成ならば、約1.8kgとなる。長時間バッテリー装着時でも、約2.2kg程度である。バッテリー駆動時間は標準バッテリーで約4.2時間、長時間バッテリーで約6.5時間(JEITA測定法)と十分な駆動時間を確保している。
汗でのべたつきを防ぐ、パームレスト部のディンプル |
パームレスト部はゴルフボールの表面のようなディンプルが並んだ独特のデザインを採用しており、汗でのべとつきを防止しているという。パームレスト右側には、もはやモバイルノートには必需品と言っても過言ではない指紋認証ユニットを装備し、Windowsのログオンやスタンバイの解除、HDDパスワードなどに利用できる。またTCG 1.2対応のセキュリティーチップも内蔵している。
本体にUSB 2.0ポートを4つ備えるほか、1000BASE-T対応LAN、IEEE 802.11a/b/g対応無線LAN、Bluetooth 2.0+EDR対応モジュール内蔵など、通信機能や拡張ポートは充実している。カードスロット類としては、PCカード(TypeII)スロットと3 in 1タイプのメモリーカードスロット(SDメモリー/MMC/メモリースティック)を備えている。
最小構成価格は11万9700円と、外付けGPU搭載ノートとしては安価な点も魅力である。