(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)のディビジョンカンパニーであるソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は22日、東京・日本橋のロイヤルパークホテルに報道関係者を集め、4月27日に発売したPSP用ソフト『カズオ』のスペシャルイベントを開催した。スペシャルイベントには、カズオに収録されている問題を作成したウェイン・グールド(Wayne Gould)氏、グラビアアイドルのほしのあきさんが出席し、カズオで対決する真剣頭脳バトルを行なった。
ウェイン・グールド:1945年生まれの61歳。判事として香港の裁判所に勤め、退職後に日本に旅行。ふと入った本屋にて“SUDOKU”と出会う。日本生まれのパズル“SUDOKU”を世界中に広げたヒットメーカー | ほしのあき:東京都出身。T165/B88/W56/H87cm。グラビアなどをこなすほか、ドラマ『弁護士のくず』(TBS系)や数々のバラエティ番組に出演中 |
『カズオ』は、縦1列9マス、横1列9マス、3×3のボックス9マスにそれぞれ1~9の数字を重ならないように入れて、すべてのマスを埋める数字パズルゲーム。難易度は4種類あり、数分で解ける簡単なものから、試行錯誤してもなかなか解けない問題まで、全1000問を楽しめる。そのほか、1台のPSPを交代して遊ぶ“まわしてカズオ”モードやアドホックモードを使った無線通信対戦“ワイヤレスでカズオ”モードなどがあり、ただのパズルにとどまらないゲーム性がある。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンで、価格は2800円。
縦、横の1列、9つの3×3のブロックにそれぞれ1~9までの数字を入れていくパズルゲーム。 | 複数人で対戦ができるのもゲームならでは! |
イベントではまずグールド氏が登場し、『カズオ』についてコメントした。グールド氏は前置きとして「みなさんは普段意識していないかもしれないが、東京はロジック系のパズルでは世界有数の都市である」とコメント。また、「東京で『ナンバープレイス』というパズルを見つけ、イギリスの『ザ・タイムズ』誌に持ち込んだところ“SUDOKU”という名前でヨーロッパ中に大ブレイクした。それがまた今回、日本に戻ってきています。このパズルが世界中を駆け回っている、ということに非常に興奮を覚えています」とコメントした。
グールド氏は日本で『ナンバープレイス』を見つけたのち、自動で問題を作成するプログラムの開発を始めたという |
次に、『カズオ』にいま大変に熱中している、と紹介されたグラビアアイドルのほしのあきさんが登場。『カズオ』との出会いについて、「はじめはなんだこりゃ? と思ったけど、やってみたらハマってしまった」とコメント。ドラマ収録の合間など、忙しい時間の合間をぬっていつもプレイしているという。また、グールド氏について、「この人がこんなすごいゲームを作っているんだ……、頭の中がどうなっているのか見てみたい」とコメントし、会場の笑いを誘った。
お待ちかねのほしのあきさんが登場!! 今回の衣装のコンセプトは、“ちょっと過激な家庭教師。教え子はカズオくん”とのこと | カズオ問題作者の目の前にして、「頭の中を見てみたい」(ほしのあきさん) |
その後、“ウェイン・グールド vs ほしのあき 真剣頭脳バトル”として、『カズオ』の問題作成者のグールド氏とほしのあきさんがワイヤレスLANを使用して戦う“ワイヤレスでカズオ”モードで対戦した。このモードは1つのパズルを複数人で同時に解いていくモードで、誰が一番多く正解を答えられたかで競う。1人用モードと違い、素早く解かないと考えていたマスに数字を埋められてしまう。また、間違った数字を入れてしまうとドクロマークが出て数秒間操作ができなくなってしまうので、速さと正確さを問われるというわけだ。
ほしのあきさんは「すごい遅いですよ」、「1時間くらいハンデをつけてほしい」と謙遜しながらも、一時はリードするなどなかなかの腕前。結局、初戦ではグールド氏が55%、ほしのあきさんが45%と負けてしまったものの、「1分のハンデでもう1回!」ということで、グールド氏に最初の1分間は操作をしないハンデをつけ再戦。
それぞれ、ワイヤレスで接続されたPSPを手に持ち、対戦スタート! 初戦はグールド氏が勝利 | 対戦中、マスに入れる数字を間違えるとドクロマークが浮かび、数秒間操作ができなくなってしまう |
グールド氏はプレイ中、「マス1つに注目するのではなく、横と縦のラインを見て、全体を見るのが大事。自分は1つの数字、たとえば7なら、7だけをそろえてしまうのが好きだ」とアドバイス。そのアドバイスが功を奏したのか、今度は逆にほしのあきさんが55%、グールド氏が45%でリベンジに成功した。
1から順番に埋めていく戦法でほしのあきさんが勝利! 対戦中は集中しているせいか、2人ともついつい無言になっていた |
対戦終了後、グールド氏は「普通は1人で紙の上で鉛筆を使ってやるものだけど、こうやって隣にすてきな方がいて、一緒にドキドキしながらできるのがすごく楽しい」とコメントした。