ソニー(株)は17日、米ソニー DADC(Sony Digital Audio Disc Corporation)が現地時間の16日に米国向けに再生専用ブルーレイディスク(BD-ROM)の量産を開始したと発表した。
米ソニー DADCは、ブルーレイ(Blu-ray)ディスクの生産設備を3ライン持ち、1層ディスク(25GB)のブルーレイディスクを1日に2万5000枚、月産75万枚の生産が可能という。さらに今後、生産ラインを増設し、10月までに生産能力を月産500万枚に引き上げるとともに、2層ディスク(50GB)の生産にも対応する予定。
同社は、ソニーが独自開発した高密度ディスク向けのマスタリング装置“PTM(Phase Transition Mastering)システム”を使用してディスクを安定して効率的に製造できるほか、BD-ROM専用のオフセット印刷機と包装用ラインにより、BD-ROMの製造からパッケージングまで一貫して行なえるという。また、7月にはブルーレイディスクのオーサリングサービスも開始するとしている。