NTTなど9社、ネットワーク配信デジタルシネマの共同トライアル“4K Pure Cinema”を拡大――“ダ・ヴィンチ・コード”などを上映
2006年05月16日 22時58分更新
日本電信電話(株)など9社は16日、ネットワーク配信デジタルシネマ共同トライアル“4K Pure Cinema”を拡大して実施すると発表した。これは、米Warner Bros. Entertainment社(WBEI)、ワーナー エンターテイメントジャパン(株)、日本電信電話、西日本電信電話(株)、東宝(株)の5社が2005年10月から実施しているもので、ハリウッド映画をネットワークを利用して劇場に配信するためのトライアル。今回、米Sony Pictures Entertainment社(SPE)、(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、(株)ワーナー・マイカル、東日本電信電話(株)の4社が加わることになる。
実験システムの構成 |
これに合わせて、新たなトライアルフィールドとして“ワーナー・マイカル・シネマズ 板橋”(東京都板橋区徳丸)を、配信センターにはNTT東日本の東京データセンターを設定し、今月から順次、“ダ・ヴィンチ・コード”や“ポセイドン”などの最新映画をDCI(Digital Cinema Initiatives)仕様のデジタルシネマとしてネットワーク配信する。
デジタルシネマ劇場内システム |
今回、ハリウッドのメジャースタジオ2社と国内大手映画会社、NTTグループが共同でトライアルを展開することにより、配給映画作品数や参加社の拡大を図るとともに、総務省のデジタルシネマプロジェクトと連携することで、デジタルシネマ配給モデルの早期実現に取り組むとしている。