日立製作所(株)は7日、モノクロページプリンター“Prinfina LASER BX”の新モデルとして、耐久性を高めるとともにセキュリティー対策を強化した『Prinfina LASER BX2660』(PC-PL2660)の販売を13日に開始すると発表した。価格は15万5400円。20日に出荷を開始する。
『Prinfina LASER BX2660』 |
『Prinfina LASER BX2660』は、メインフレームからの分散印刷やオフィスでの利用を想定したモノクロページプリンターで、従来機種の3倍以上の最大100万ページの耐久性を持つほか、暗号化通信やアクセス制限などのセキュリティー対策を強化したのが特徴。用紙はA3サイズまで対応し、印刷速度はA4横で毎分32枚。オプションの両面ユニットを装着すれば毎分31.5ページの両面印刷も行なえる。ファーストプリントは6.5秒。暗号化通信はSSLに対応しており、オプションの暗号化カードで提供される。アクセス制限機能は、操作パネルのロックやIPアドレスフィルタリングなどが用意されており、用紙全体にマスクパターンを埋め込むことで不正コピーを抑止する独自の地紋印刷機能なども利用できる。
データ解像度は1200dpiで、プリント解像度は最大2400dpi相当。給紙枚数は250枚。フォントは、日本語が明朝L/ゴシックB/明朝Lプロポーショナル/ゴシックBプロポーショナルの4書体、欧文が18書体。記述言語はRPCSで、オプションでPDFダイレクトプリントやPostScriptにも対応。プリンタードライバーはWindows XP/2000、Windows Server 2003用が提供される。インターフェースは、双方向パラレル(IEEE 1284)、USB 2.0/1.1、10/100BASE-TX。本体サイズは、幅478×奥行き410×高さ305mm、重量は約18.5kg。電源はAC100Vで、消費電力は最大920W(平均約650W、省エネモード時約7W)。
『LANアダプタ』 |
併せて、日立のメインフレームに対応したネットワークアダプター『LANアダプタ』(PC-PB20211)も発売する。価格27万900円で、27日に出荷を開始する。プリンター制御言語ごとにオプションとなっていた機能を統合し、ネットワークや機器設定などのユーザーインターフェースも統合することで“Prinfina”の共通化を図れるほか、オープン環境ではIPv6を利用できるのが特徴。同社の基幹システムとウェブ/オープンアプリケーション環境を連携させるオープンミドルウェア“C/S560”にも対応している。インターフェースは10/100BAE-TXを搭載し、TCP/IPをサポートする。本体サイズは幅210×奥行き150×高さ30mm、重量は0.4kg。