ソフトイーサ(株)は6日、VPN構築ソフト“SoftEther 1.0”のダウンロードによる提供とサポートを1月末で終了すると発表した。
これは、提供を開始している最新版の次世代VPNシステム“PacketiX VPN 2.0”と比べて、“SoftEther 1.0”には設計上の不具合や機能不足が目立ち、ユーザーの不満を解消できないケースが増えたことや、複数のバージョンのサポートが難しくなったこと、旧バージョンの無償ダウンロード配布が必ずしも“PacketiX VPN 2.0”の開発の役にたっていないことなどによるもの。なお、古い内部アーキテクチャーに起因する問題は“PacketiX VPN 2.0”で修正されているという。
同社では、2005年12月28日に“PacketiX VPN 2.0”の体験版とFree Editionのライセンスの無償による即時発行を開始しており、“SoftEther 1.0”については、無償ダウンロード提供の終了後も利用可能だが、“PacketiX VPN 2.0”には存在しない『SoftEther 1.0』に特有のバグの修正や技術サポートは行なわないとしている。