年頭所感
シリアルインターフェイス、RAID、ストレージソフトウエア製品へ事業を集中 本年はSAS(Serial Attached SCSI)の本格的な普及の年に
新年明けましておめでとうございます。
日頃は弊社製品をご愛顧賜り、心より厚く御礼申し上げます。
2006年の年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
昨年は当社のビジネスにとって大きな変革の年となりました。10月にアダプテック社は、過去の買収により取得した NAS (Network Attached Storage)のSnap Server製品、及びユーロロジック社のブロックシステムハードウェアやソフトウェア資産を含む外部ストレージシステム事業の将来的な売却計画を発表し、ビジネスの中核を、SAS(Serial Attached SCSI)を中心としたシリアルインターフェイス、及びRAIDソリューション、ストレージソフトウエアの開発・提供に注力することとなりました。
パラレルSCSIの後継技術でもあるSASインターフェイスは、高速性と信頼性の飛躍的な向上が特長です。また、Serial ATAとの下位互換性を持ち、SASでもSerial ATAのハードディスクどちらも導入できる柔軟性を実現しています。
弊社はこれまで、パラレルSCSIインターフェイスのトップベンダーとして高い評価をいただいてまいりました。SASインターフェイスの本格的な普及の年と言われる本年に向けて、2005年11月には、培ってきたSCSI技術を生かした、HBA(ホストバスアダプタ)、RAIDカード、ストレージエンクロージャ、外部ストレージサブシステム等の幅広い製品をリリースいたしました。
また、5月にはこれまで9年間にわたってリーダシップを発揮しアダプテック社を牽引してきた、ロバートN.ステファンがCEOを辞任、替わってS."スンディ" スンドラッシュがCEOに就任。日本法人においてもジョー・プレソに替わり4月に私が社長に就任いたしました。
こうした大きな変革は、弊社のビジネス及び製品に対し、これまで培ってきた顧客の皆様と関係各社様からの揺るぎない信頼と大きな期待に、必ずやお応えできるものと確信しています。アダプテックジャパンは、2006年もストレージアクセスソリューションのグローバルリーダーとして関係各社の皆様と協力し、魅力ある製品の提供に一層尽力してまいります。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
(用字用語は原文のまま)