超広角レンズ搭載で写真の楽しみを広げるコンパクトデジカメ登場!――コダック、『Kodak EasyShare V570 デュアルレンズ デジタルカメラ』を発表
2006年01月05日 13時03分更新
縦に並んだ2つのレンズが特徴の『Kodak EasyShare V570 デュアルレンズ デジタルカメラ』。黒と銀で彩られたスクウェアなフォルムは、高級感が漂う |
コダック(株)は5日、コンパクトタイプのデジタルカメラ『Kodak EasyShare V570 デュアルレンズ デジタルカメラ』(以下V570)を発表した。光学3倍ズームレンズと、超広角の23mmウルトラワイドレンズの2つのレンズを搭載し、一般的なコンパクトデジカメでは難しい、広角撮影を手軽に楽しめることを特徴としている。価格はオープンプライスで、予想実売価格は5万円前後。発売時期は2月上旬の予定。
V570は2つのレンズとCCDを、1つのコンパクトデジカメ内に内蔵する“コダック レチナ レンズ テクノロジー”により、異なる焦点距離のレンズを搭載している。広角用には上側に固定焦点の23mmワイドレンズを、通常の撮影用には焦点距離39~117mm(いずれも35mm換算)の光学3倍ズームレンズを下側に装備している。CCDを備えたユニット部分も、内部で上下2段に並んだ構造となっている。通常のレンズでは画角が約58度なのに対して、ワイドレンズ側では86度にもなり、狭い室内での集合写真や、風景を背景にしたスナップ写真などで、その威力を発揮する。切り替えに特殊な操作は不要で、ズームボタンの操作だけで切り替わる。ワイドレンズと通常のレンズの焦点距離の差は、デジタルズームで補間も可能。撮像素子には、536万画素(有効画素数500万画素)のCCDをそれぞれのレンズに備える。撮影解像度は最大で2576×1932ピクセル、記録方式はExif 2.21(JPEG)である。
電源オフの状態では、スライドシャッターでレンズが覆われる。シンプルだがしゃれたデザインも魅力的だ |
またワイドレンズを活用した機能として、カメラ単体で横長のパノラマ写真が作成できる“パノラマモード”機能も備えている。最大3枚の画像を連続して撮影し、つなぎ目を自動で補間することで、1枚で180度のパノラマ写真が作成できる。
搭載する液晶ディスプレーは、2.5インチ23万画素。記録媒体は内蔵の32MBメモリー(うち画像保管用28MB)と、SDメモリーカード/MMCが使用可能である。動画の撮影も可能で、QuickTime MOV(MPEG-4)形式の動画を、VGA/QVGAサイズ/30フレーム秒で撮影可能できる。本体サイズは幅101×奥行き20.4×高さ49.8mm。重量は約125g(電池、カードのぞく)。電池には付属リチウムイオン充電池を使用し、約160枚分の撮影が可能。
付属のフォトフレームドック2上にV570を装着した状態。充電スタンドも兼ねている |
製品パッケージにはスタンド型のドックである『Kodak EasyShare フォトフレームドック 2』が付属する。充電スタンドやパソコン接続用のUSBポートを備えるほか、フォトフレームとしても使用できる。また別売りの『Kodak EasyShare プリンタードック シリーズ3 PD-S3』(1万7800円)にも対応しており、プリンターと直結してのダイレクトプリントが可能となる。
別売りの『Kodak EasyShare プリンタードック シリーズ3 PD-S3』上にV570を装着した状態 |