“Wi-Fi RESORT SEAGAIA”プロジェクトは31日、宮崎県宮崎市にあるリゾート施設“フェニックス・シーガイア・リゾート”のコンベンションセンター“ワールドコンベンションセンター サミット”において、メッシュ型の無線LANを基盤とするIP電話/高画質画像伝送/データ通信のトリプルプレイ環境の導入実験を実施すると発表した。期間は11月1日から12月29日まで。
“ワールドコンベンションセンター サミット”は、最大5000名を収容できるサミットホールや大小10の会議室を持つ総合施設。今回の導入実験は、サミットを利用する主催者がコンベンションなどの運営を円滑に行なったり、参加者が快適に利用したりできるようにすることを目的としたプロジェクトのパイロットプロジェクトで、新しい形のコンベンションやウェディングの提案なども行なうという。導入実験では、無料の無線LANスポットの設置や、モバイルIP電話端末の無償貸し出しなどを行なう(無線LANの電波到達範囲内で端末間の通話/外部への通話/外部からの着信通話)。
導入実験では、南日本ネットワークとピーエスアイが“Mobile IP-Centrexシステム”の企画/提案/導入支援を行ない、ソリューションとしてフュージョン・コミュニケーションズの“FUSION Mobile IP-Centrex”を採用。無線LAN基盤には米StrixSystemsのメッシュ型無線LAN機器“Access/One”を採用し、モバイルIP電話端末には日立電線のワイヤレスIP電話機『WirelessIP5000』を利用する。
なお、 “Wi-Fi RESORT SEAGAIA”は、フェニックス・シーガイア・リゾート地区全体で利便性の高い無線LANソリューションを提供するために、フェニックスリゾート(株)、(株)南日本ネットワーク、(株)ピーエスアイ、フュージョン・コミュニケーションズ(株)、日立電線(株)、米StrixSystems社が共同で推進しているプロジェクト。