(株)リコーは31日、独自のハイブリッドCD-Rを採用した機密情報保護CD-R“CryptDisc(クリプトディスク)”の機能強化版『CryptDisc(クリプトディスク) Ver.2』を11月9日に発売すると発表した。価格は、5枚パックが1万395円、50枚パックが8万8200円、500枚パックが67万2000円、100枚バルクが13万4400円。初回の導入時に必要なソフト『CryptDisc Ver.2 鍵発行ソフトウェア』の価格は3150円。
『CryptDisc Ver.2』 |
『CryptDisc Ver.2』では、CryptDiscに記録したデータを一度HDDにコピーせずに必要なファイルだけを直接CryptDiscから開くことができるようになったほか、鍵ファイルに任意のファイル名を付けたり、復号化鍵をUSBメモリーだけでなく任意のメディアに記録したりできるようになったのが特徴。CryptDiscの初期化後、続けてデータを書き込むことも可能となっている。
セキュリティー規格は“FIPS(Federal Information Processing Standard:連邦情報処理規格) 140-2”に適合しており、共通鍵暗号方式には、ストリーム暗号(C4Custom)/ブロック暗号(AES)を採用し、公開鍵暗号方式にはRSAES_OAEP、ハッシュ関数にはSHA-256、疑似乱数生成器にはANSI X9.31 DRNGを採用している。
ディスク容量は600MBで、最高40倍速記録に対応。鍵発行ソフトの対応OSはWindows XP SP1a/SP2、Windows 2000 Professional(SP4)、Windows Me、Windows 98 SE。対応機種はPentium III-500MHz以上、128MB以上のメモリーを搭載したPC/AT互換機。