ソニー(株)は25日、積層圧電素子を利用した“触覚ヒューマンインターフェースモジュール”として“タッチエンジンモジュール”を開発したと発表した。振動テーブル部が3インチサイズの『STE-9013』と、4インチサイズの『STE-9014』の2製品のサンプル出荷を11月中旬に開始する。サンプル価格は各3万円。
“タッチエンジンモジュール”。左が振動テーブル部、右が駆動回路 |
“タッチエンジンモジュール”は、タッチパネルなどと組み合わせて、クリックなどの操作に対して指先に振動を伝えることで、ユーザーに確実な操作感を与えるためのモジュール。圧電層と電極層を多層化して低電圧で駆動できる“積層圧電素子”を採用することで、モバイル機器に搭載できるようにしたのが特徴。触覚波形(出力)はクリック感など5パターンが用意されている。入力電圧は3.0~5.5V。制御インターフェースはRS-232Cを装備する。
振動テーブル部のサイズは『STE-9013』が幅63×奥行き45×高さ1.9mm、『STE-9014』が幅63×奥行き54×高さ1.9mm。アクチュエーターのサイズは幅2×奥行き30×高さ1.2mm。駆動回路のサイズは幅24×奥行き24×高さ2.3mm。