(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのブースでは、9月に発表した新機種の数々を展示。ここではモバイル機器向け地上デジタルテレビ放送“ワンセグ”に対応した『P901iTV』や有料デジタル衛星放送の“モバHO!”に対応した『MUSIC PORTER X』を紹介する。いずれも“FOMA”サービスに対応する携帯電話機だ。
P901iTV | MUSIC PORTER X |
地デジ放送が見られる『P901iTV』
ワンセグ対応のP901iTVは、来場者が触れる状態で展示されていた。『P506iC』(2004年6月発表)に似た2軸ヒンジ構造によるディスプレー部の回転が特徴で、ディスプレー部を反転して折り畳んだ状態でも番組を視聴できる。ワンセグ放送の連続視聴時間は2.5時間以上となる予定だ。
P901iTV。テレビ番組と文字情報によるコンテンツも同時に表示できる。会場内では各放送局の番組を受信できた |
ディスプレー部を直角に回転した状態。画面表示も合わせて回転している | 内蔵アンテナを伸ばした状態。携帯型テレビのようにも扱える |
モバHO!の音楽番組が聴ける『MUSIC PORTER X』
“放送系”携帯電話機としては、“モバHO!”に対応したMUSIC PORTER Xも紹介されていた。実機には触れられなかったものの、モックアップと実際のサービスのデモを流した端末を展示していた。モバHO!は、個人/移動体向けにSバンド(2.6GHz帯)を利用する有料の衛星デジタル放送で、MUSIC PORTER Xではその音楽番組を聴取できるほか、1GBの内蔵メモリーに番組を録音することも可能。モバHO!の聴取に関する課金方法やiモードとの連携など詳細は、開発中ということで未定となっている。モバHO!受信時間は約2時間。
そのほかMUSIC PORTER Xは、付属のパソコン用ソフトとUSBケーブルを使い、音楽CDをATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AACのフォーマットで録音し、携帯電話機の内蔵メモリーに録音して聴くこともできる。連続音楽再生時間は20時間。
モバHO!の番組を携帯電話機で録音するイメージ。番組名や、内蔵メモリーの残量など示されている。メインディスプレーは大型の2.8インチ(240×400ドット)液晶パネルを搭載 |
本体はスライド式のデザイン | スライドボタンを押しているところ | |
スライド式のデザインで、左側面のスライドボタンを押すと、液晶ディスプレー側がスライドして数字キー部分が出てくる。スライドボタン以外では開かない |
左側面は上部にイヤホン端子、下部にキーロック用のスイッチを搭載する | 右側面には充電用端子を搭載。下部の2つのキーは、向かって左がマルチタスクキー、右がミュージックプレーヤーの機能に関連するキーだろうか |
内蔵のスピーカーはモノラル。音楽番組を高音質で楽しむには、ステレオイヤホンが必要 |