日本アボセント(株)は26日、シリアルコンソールスイッチ“CCMシリーズ”の機能を強化し、“Serial over LAN(SOL)”をサポートしたと発表した。
本体前面 | 本体背面 | |
『CCM850』 |
“Serial over LAN”は、サーバーのハードウェアを管理するための標準インターフェース“IPMI(Intelligent Platform Management Interface)”の“BMC(Baseboard Management Controller)”にLAN経由を経由してコンソールソフトからテキストで命令できる機能。これにより、シリアルコンソールからLAN経由でサーバーの電源ON/OFFなどのハードウェアの機能を制御できるようになる。また、本体に実装されているシリアルポート(RJ45)をEthernetポートとして利用することでLAN接続が行なえる“バーチャルポート”機能も搭載されており、バーチャルポートとして16ポートを利用できる。
“CCMシリーズ”の新機能搭載モデルは、エントリー向けの『CCM850』(8ポート)、ミッドレンジの『CCM1650』(16ポート)、ハイエンド向けの『CCM4850』(48ポート)の3モデル。ミッドレンジモデルの『CCM1650』は、本体サイズが幅222.3×奥行き203.2×高さ44.5mmで、1Uラックのスペースに2ユニットを並べて収納できるのが特徴。重量は2.3kg。Ethernetポート(10/100BASE-TX)はRJ45×1で、シリアルポートはシリアルコンソール用×1とRJ45×16を搭載し、オプションとしてRJ45をD-Sub(9ピンや25ピン)に変換するコネクターが用意されている。代理店経由で販売され、価格は問い合わせとなる。