(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの「M1000」は、モトローラ(株)の製造で、ビジネスコンシューマー向けのFOMA対応携帯電話機“ビジネスFOMA”という新たな位置づけになっている。一般的な携帯電話とは見た目がずいぶん異なり、本体前面のほとんどを約2.9インチのTFT液晶ディスプレーが占めており、数字キーは搭載せず、一見するとPDAを連想させる。前編では、M1000が持つ主な機能と、特殊な用途の端末だけに気を付けておきたい“契約パターン”を紹介する。後編では、実際の使い勝手を中心に紹介する予定だ。
M1000。8月中旬の東京23区の市場価格は、新規契約が5万円前後、PDCからの契約変更/FOMAの買い増しが5万1000円前後 |
「M1000」の主なスペック | |
製品名 | M1000 |
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通信方式 | W-CDMA、GSM/GPRS、IEEE802.11b |
ディスプレー | 約2.9インチ透過反射型TFT液晶ディスプレー(208×320ドット、6万5536色表示)、タッチパネル対応 |
カメラ | 液晶ディスプレー背面:有効131万画素CMOSセンサー 液晶ディスプレー側:有効31万画素CMOSセンサー |
ウェブブラウザー機能 | Opera7.5(HTML4.01、CSS 1/2、ECMA-262 ver2/3、JavaScript 1.5対応) |
メール機能 | SMS、インターネットメーラ(POP3/IMAP4、SMTP対応) |
VPN機能 | movianVPN 4.0(IPsec VPN) |
インターフェース | USB 2.0/Bluetooth 1.1 |
外部メモリー | TransFlash(32MBカード同梱) |
連続通話時間 | FOMA:約120分 GSM:約280分 |
連続待受時間 | FOMA:静止時約200時間/移動時約110時間 約200時間 |
本体サイズ/重さ | 幅59.5×奥行き21.5×高さ117mm/約168g(スタイラス含む) |
本体カラー | ブラックシルバー |