カメラグランプリ 2005 実行委員会は20日、“カメラグランプリ 2005”をコニカミノルタフォトイメージング(株)の『コニカミノルタ α-7DIGITAL』に決定したと発表した。昨年度のニコン D70に続き、デジタル一眼レフカメラが4年連続受賞することになった。
“カメラグランプリ2005”に輝いた『コニカミノルタ α-7DIGITAL』 |
“カメラグランプリ2005”は、1年間に日本国内で発売されたスチルカメラの中から最も優れた機種を選び表彰するもので、カメラ記者クラブが主催し、カメラグランプリ実行委員会が運営する。選考委員は、カメラ記者クラブの会員、記者クラブ加盟雑誌の編集長もしくは代表者、実行委員が委託した学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家などで構成され、今年度は51名が選考にあたったという。対象となった機種は、2004年4月1日から2005年3月31日までに発売された192機種。
『コニカミノルタ α-7DIGITAL』の選考理由は、同社初のデジタル一眼レフカメラでありながら、ボディー内部に手ぶれ補正“アンチシェイク”を搭載し、すべてのαレンズで手ぶれ補正を実現した技術が高く評価されたという。
『ニコン F6』 | 『エプソン R-D1』 | |
“カメラグランプリ・カメラ記者クラブ特別賞” |
“カメラグランプリ・カメラ記者クラブ特別賞”は、(株)ニコンの35mmフィルム一眼レフカメラ『ニコン F6』と、セイコーエプソン(株)の距離計連動レンズ交換式デジタルカメラ『エプソン R-D1』が共同受賞した。
“カメラグランプリ・カメラ記者クラブ特別賞”は、グランプリの決定後に、大衆性/話題性/先進性で特に優れた製品と認められた製品を対象に、カメラ記者クラブ会員の合議で選ばれるもの。選考理由は、ニコン F6では基本性能の完成度が高く評価され、エプソン R-D1では世界初の距離計連動レンズ交換式デジタルカメラであり、M型互換のEMマウントの採用により、MマウントやLマウントなど、クラシックの銘玉をデジタルカメラで楽しめるようにした功績が高く評価されたとしている。
“カメラグランプリ2005贈呈式”は“写真の日”の6月1日に行なわれる。なお、カメラ記者クラブは、写真/カメラ雑誌のメカニズム担当記者の集まりで、1963年に発足、現在12誌14名が加盟しているという。