Pentium 4用などと比べると高めの価格で販売されているXeon用ヒートシンクだが、なんと販売価格が1個約4万円という製品が登場した。野平製作所という業務用ヒートシンク加工を得意とするメーカーの製品だ。
なんと販売価格が1個約4万円というXeon用ヒートシンク。ちなみに製品名はない |
現在サンプルを展示し受注販売を開始した高速電脳によると「従来のヒートシンクと異なり、半田やロウ付けなどを使用していない国産手作りの製品」ということ。実際に見てみると、かなりしっかりとした出来栄えで、特にフィンの根元部分に銅版を1枚1枚挟み込む(熱吸収を助ける働きがあるという)といった作りはまさに“職人技”といったところだ。
対応CPUはSocket 604のNocona版Xeon。なお、ヒートシンク自体はファンレス仕様となるが、ケースファンなどの風をあて冷却する必要はあるとのこと。気軽に購入できる製品ではないが、一見の価値有りといったアイテムだ。
高速電脳によるポップ。某国内メーカーの4Uサーバー機用に開発されたらしい | 注目のフィン根元部分。銅版が1枚1枚挟み込まれている様子がよくわかる | |
底面部分。対応CPUはSocket 604のNocona版Xeonでキャッシュ2MBもOKとのこと | 上部から。ちなみにサイズは実寸で81×89×105(H)mmというもの |