(株)アスキーソリューションズは10日、音声認識技術を利用して議事録の作成を支援する『議事録作成サポートシステム』を開発し、11日に発売すると発表した。価格は、機材/導入作業/初期トレーニング費用を含め、103万9500円(2ユーザー)から。
録音画面 |
『議事録作成サポートシステム』は、米スキャンソフト(ScanSoft)社が開発した業務用の音声認識ソフト『ドラゴンスピーチ・プロフェッショナル7日本語版』の音声認識エンジンをベースに、同社が開発した複数人同時録音プログラムと組み合わせることで、議事録の自動作成を行なえるようにしたのが特徴。会議などで参加者の発言内容を個別に録音し、テキストに自動変換、発言者名を付加して、発言時間順に結果を表示する。結果の表示はテキストとHTMLで出力できる。話者は2名から数十名まで対応可能という。認識エンジンを英語版の『Dragon NaturallySpeaking Professional English』に交換すれば、英語での議事録作成も可能。
印刷出力画面 | HTML出力画面 |
システム構成は、2~4名対応の場合、Pentium 4-1.80GHz以上と512MB以上のメモリーを搭載したPC/AT互換機で、対応OSはWindows XP/2000。必要なハードウェアとソフトウェアを含むパッケージとして提供する。価格は、3名の場合が144万4500円から、4名の場合が126万円から。5名以上は問い合わせとなる。
同社では、テープ起こしに比べ倍以上のスピードで議事録作成が可能となるうえ、パソコンの初心者でも操作できるため、作業負荷が大幅に軽減できるとしており、人件費や外注費の削減などのコスト削減が行なえるとしている。一般企業や官公庁、マスコミなどに年間100セットの導入を見込んでいる。