日立マクセル(株)は23日、負極材に200μm以下の微粒亜鉛粒子“MICROZINC(ミクロジンク)”を世界で初めて100%使用し、発電効率を向上させた単3形アルカリ乾電池“New「イプシアルファ」”を4月1日に発売すると発表した。価格はオープン。
『LR6(SD) 4B A』(ブリスターパック/4本入り) | 『LR6(SD) 8P A』(シュリンクパック/8本入り) |
New「イプシアルファ」は、同社が2004年4月に開発した、正極に新・二酸化マンガンを採用し、負極に微粒亜鉛粒子を大幅に増量して性能の向上を図った“イプシアルファ・テクノロジー”を発展させたもので、微粒亜鉛粒子だけの組成は難しいとされていた負極材に、200μm以下の微粒亜鉛粒子“MICROZINC(ミクロジンク)”を100%使用したのが特徴。同社の標準品に比べて、亜鉛粒子数が15倍、反応面積が6倍となったことにより、デジタルカメラを想定した試験において、標準品の約2倍、従来製品比で約20%長く持つようになっているという((財)日本品質保証機構(JQA)による試験結果)。“MICROZINC”の働きにより、デジタルカメラなど超重負荷領域の機器に適しているという。
主な特徴 |
製品はユニバーサルデザインを採用しており、使用推奨期限の表示サイズを拡大するとともに、ブリスター品では台紙の裏面に確認窓を設けて電池本体の推奨期限を直接確認できるようにしたほか、電池サイズ(形)も本体に大きく表示して分かりやすくしたという。
ラインアップは、ブリスターパックが2本入りの『LR6(SD) 2B A』、4本入りの『LR6(SD) 4B A』、シュリンクパックが4本入りの『LR6(SD) 4P A』、8本入りの『LR6(SD) 8P A』、12本入りの『LR6(SD) 12P A』、20本入りの『LR6(SD) 20P A』。