ソフトバンクBB(株)は10日、ブロードバンド総合サービス“Yahoo! BB”において、次世代インターネットプロトコル“IPv6”に対応したサービスの提供を開始すると発表した。“フェーズ1”から“フェーズ3”の3段階に分けて提供する予定という。
“フェーズ1”は、今月から開始され、内容は同社内の“Yahoo! BB”利用者を対象にした小規模のトライアルや、IPv6を利用したシステム/ネットワークの動作確認、拡張性の評価など。トライアルユーザーのパソコンと同社のネットワーク内に設置した終端装置間で、トンネリング技術によりIPv6環境を提供する。
“フェーズ2”は、6月に開始を予定しており、“Yahoo! BB”の一般ユーザーを対象に、トライアルサービスとして、マルチキャスト技術“Multicast6”を始めとしたIPv6対応の各種アプリケーションサービスを提供する。ユーザー宅に設置する専用のルーターと同社のネットワーク内に設置した終端装置間で、トンネリング技術によりIPv6環境を提供するという。
“フェーズ3”は、12月に開始予定で、IPv6サービスの本格的提供となる。同社が提供するユーザー宅内機器を利用してトンネリング技術を利用できるようにする。特別な機器を新規に追加せずに、比較的簡単な手順でIPv6を利用してインターネット環境を利用できるとしている。