(株)エルザジャパンは7日、ハイエンドワークステーション向けグラフィックスカードの新製品として、米エヌビディア社のグラフィックスチップ『Quadro FX 4400』と512MBのDDR3 SDRAMを搭載した『NVIDIA Quadro FX 4400』の出荷を2月中旬に開始すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は30万円前後。
『NVIDIA Quadro FX 4400』 |
『NVIDIA Quadro FX 4400』は、バンド幅が毎秒35.2GBの256bitメモリーインターフェースを持つ米エヌビディアのハイエンド向けグラフィックスチップ『Quadro FX 4400』(コアクロック周波数415MHz)と、512MBのメモリー(DDR3 SDRAM、メモリークロック周波数1050MHz)、400MHz動作のデュアルRAMDACを搭載したPCI Express x16対応のグラフィックスカード。デュアルリンク(Dual Link)対応のDVI-I出力を2系統搭載しており、1系統で最大2048×1536画素、対応ディスプレーに2系統同時入力することで最大3840×2400画素の表示が可能。アップルコンピュータ(株)の『Apple Cinema HD Display(30インチ)』の2560×1200画素出力にも対応している。アナログ出力では最大2048×1536画素。OpenGLクワッドバッファーステレオ(3ピンコネクター)やSLIインターフェースにも対応。カードのサイズは幅229×高さ108mm(ブラケット含む)。
また、米エヌビディアのグラフィックス言語“Cg”や米マイクロソフト社のハイレベルシェーダー言語“HLSL”に最適化されており、ドライバーソフトはOpenGL 1.5とDirectX 9.0シェーダーモデル3.0に対応。オートデスク(株)の3Dモデリング&アニメーションソフト『3ds max』専用ドライバーソフトも付属する。対応機種はPentium 4/Athlon以上を搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/2000。製品の保証期間は2年間。DVI-VGA変換アダプター×2、6ピン電源変換ケーブルが付属する。
同社ではCADやDCC(デジタルコンテンツクリエーション)市場向けに販売するとしている。