(株)日立製作所と松下電器産業(株)は7日、プラズマディスプレー(PDP)事業で包括的協業を推進していくことで合意したと発表した。これは今後、大画面/高精細の薄型テレビに自発光ディスプレーが最適であるとして、PDP事業全般にわたって包括的な協業を行なうもの。
現在想定している内容は、
- 開発分野
- 生産分野 次世代の生産設備の標準化や生産プロセスの相互ベンチマーキングを検討し、生産性向上を目指す。
- マーケティング分野 PDPの特徴だけでなく、ホームシアターの提案など、ユーザーの視点に立って分かりやすく訴求する。
- 知的財産権分野
PDPモジュール部材の標準化などによるコスト低減などを部材メーカーとも連携して行なう。
日立が特許を管理する会社の設立を検討し、松下が管理会社に出資を検討。継続的かつ安定的な相互ライセンス関係の構築を進める。
など。具体的な協業内容については、今後議論し、順次実行していくとしている。