シイガイズ、“100% SDIO Company”から“100% SD Solution Company”へ──SDメモリーカード事業参入を聞く!
2004年11月30日 20時34分更新
シイガイズ(株)は、転送速度が毎秒20MBの高速タイプのSDメモリーカードと、高速転送に対応したリーダー/ライターを発表した。同社では従来、SDIO機器の製品を中心に販売しており、今回初めてSDメモリーカードを発売した。これにより同社は、SDコントローラーチップからSDIO対応機器、SDIO開発ツールに、メモリーカード開発を加え、SD/SDIO総合開発/販売メーカーとなった。都内・六本木の同社本社を訪ねて、事業戦略などをうかがった。今回発表したSDメモリーカードと高速転送対応のリーダー/ライターについてはこちらの記事を参照。
代表取締役の浅井 剛氏(左)と代表取締役社長の平山勝啓氏 |
- 毎秒20MBの高速転送に対応したホストコントローラーチップ『CG200』の開発
- SDメモリーカードの大容量・低価格化
- 高速転送タイプへの世代交代の時期
とし、世代交代の時期に合わせてSDメモリーカード事業に参入したという。同氏は、「弊社では従来のSDIO事業にSDメモリーカード事業を加え、“100% SD Solution Company”としてSD関連製品を総合的に開発/販売するとともにSD/SDIO製品の発展に貢献していきたい」と抱負を語った。新事業の売り上げについては初年度約1~2億円で、社内全体の約10%ほどを占めたいという。また、2005年度の計画については、「より大容量のSDメモリーカードや、SDIO対応の高速無線LANアダプターを計画している」(代表取締役の浅井 剛氏)と説明した。
同社の事業構成 |