サン・マイクロシステムズ(株)は2日、Linuxとオープンソース・ベースのアプリケ ーション・ソフトを統合した『Sun Java Desktop System』が独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の公募事業“学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験”に採択されたと発表した。これにより、11月から小中学校で始まる実証実験にSun Java Desktop Systemが検証用ソフトウェア環境の一つとして本格的に利用される。同社ではこれを皮切りに企業や政府・自治体においても、オープンで安全なデスクトップ環境の普及に弾みがつくものと考え、国内におけるS関連事業を一層強化していくとしている。
Sun Java Desktop Systemは、オープンソースをベースとした、GNOMEデスクトップ環境、StarSuiteオフィスツール、Mozillaブラウザ、Evolutionメール&カレンダ・クライアントそしてJava 2 Platform Standard Editionがコンポーネントとして組み込まれている。企業に導入する場合は従業員一人あたり年間5500円(税別)、教育機関・研究機関に導入する場合は教職員一人あたり年間2700円で販売されている。