(株)スカイコムは26日、PDF作成ソフトを組み込んだファンレスサーバー“Sky e-Printer(スカイ イープリンタ)”を同日付けで発売すると発表した。PDF作成機能のみの“standatdタイプ(スタンダードタイプ)”『SKYS-001』と、セキュリティー機能を強化した“PROタイプ(プロフェッショナルタイプ)”『SKYP-001』の2種類をラインアップする。出荷時期は11月初旬。価格は、『SKYS-001』が51万8700円(100クライアント)から、『SKYP-001』が65万5200円(100クライアント)から。
“Sky e-Printer” |
“Sky e-Printer”は、同社が8月に発表したサーバー対応のPDF作成ソフト『SkyPDF Server』のLinux対応版を搭載したファンレスサーバー。ネットワークに接続して設定を行なえば、PDF作成環境を構築できるのが特徴。ユーザー管理/ネットワーク設定/システム管理/バックアップ&リストアなどはウェブブラウザーを利用して行なえ、複数の“Sky e-Printer”を一元管理することもできる。日本語TrueTypeフォントの埋め込みにも対応。『SKYP-001』では128bit/40bitの暗号化をサポートするほか、パスワードによる各種制限が可能。公開鍵暗号方式により電子署名も追加できる。
CPUはPentium 4-3.0GHzを搭載し、メモリーは1GB、HDDは40GBを内蔵する。本体サイズは幅215×奥行き305×高さ55mm。クライアントとして利用できるパソコンは、Pentium III-500MHz以上、256MB以上のメモリーを搭載し、OSがWindows 2000 Professional(SP4以上)/XP Professional SP1以降のもの。
同社では、一般のビジネス市場のほか、官公庁/各種団体などへの拡販を図るとしている。