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日本HP、IEEE 802.11g無線LANに対応した複合機『HP Photosmart 2710』など、プリンター新製品8機種を発表

2004年10月06日 23時06分更新

文● 編集部 美和正臣

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IEEE 802.11g無線LANを搭載した複合機のフラグシップモデル『HP Photosmart 2710 All-in-One』

HP Photosmart 2710 All-in-Oneは、冬モデルの複合機で最上位機種として位置づける複合機。従来モデル『HP PSC 2550 Photosmart』の後継機種にあたり、10/100BASE-TXの有線LANのほかにIEEE 802.11g/bに対応した無線LAN機能を搭載、ネットワークプリンターとしても利用できるのが特徴。本体には、自動的に無線LANを検出する機能も装備されている。

IEEE 802.11g/b対応の無線LANを搭載した『HP Photosmart 2710 All-in-One』

給紙トレーは前面に配置されており、A4サイズの用紙を150枚セット可能。また、本体の背後にセットする“自動両面印刷対応ハガキトレー”は標準で同梱される。

プリントエンジンには、同社の単機能プリンター『HP Deskjet 6840』と同じものを使用。印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分30枚、A4カラー時で毎分20枚。4辺フチなし印刷に対応する。インクはHP 134/135(シアン/マゼンタ/イエロー)とHP 130/131(ブラック)の2つのカートリッジを使用する4色構成が可能なほか、HP 134/135とHP 138(フォトシアン/フォトマゼンタ/フォトブラック)の6色構成、白黒印刷を行なう際のHP 134/135(インクは使用せずセットするだけ)とHP 100(ライトグレー/ダークグレー/フォトブラック)という3つの組み合わせが可能。最高4800dpi×1200dpiでの印刷に対応する。

スキャナー機能は、撮像素子に被写界深度が深くなるという特性を持つCCDを使用し、光学解像度は2400×4800dpi。A/D変換は各色16bit(Macintoshは各色12bit)。最大原稿サイズはA4。読取速度はA4サイズの用紙1枚あたりモノクロで45秒(600dpi)、カラーでは45秒(2400dpi)。

コピー機能は、最大原稿サイズがA4。コピーは、A4モノクロ時で毎分30枚、A4カラー時で毎分20枚可能。最大99枚までコピー可能で、画像を用紙いっぱいに印刷する“フチなしコピー”機能などを搭載する。

デジタルカメラをプリンター本体にUSBケーブルで接続して印刷を行なう“カメラダイレクト”機能では、標準規格である“PictBridge”に対応。各メモリーカードをプリンターに接続してパソコンなしで印刷する“カード・ダイレクトプリント”では、スマートメディア/xDピクチャーカード/コンパクトフラッシュ(Type II)/SDメモリーカード(MMC/miniSD含む)/メモリースティック(PRO/Duo)に対応。また、オプションの“Bluetoothワイヤレスプリンターアダプター(USB接続)”を使えば、Bluetoothに対応したカメラ付き携帯電話機と接続して本機で印刷することも可能。

ファクス通信機能は最大33.6kbps(Super G3対応)で、ファクス送信時の最高解像度はモノクロ送信時に200×200dpi、カラー送信時に200×200dpi。ダイヤルの登録件数は“短縮ダイヤル”が75件。メモリー代行受信枚数は約80枚可能。

本体上部には、画像表示可能な3.5インチカラー液晶ディスプレーを搭載。コピーやプリントの指定が可能なほか、パソコンなしでのトリミング操作や赤目除去などの補正処理などもできる。

インターフェースはUSB 2.0×2、CFスロット(Type II)/スマートメディアスロット/メモリースティックスロット(PRO対応、Duoはアダプターが必要)/SDメモリーカードスロット(MMC対応、miniSDはアダプターが必要)/xDピクチャーカードスロットを装備。

Windowsの動作環境は、Pentium IIまたはCeleronおよび互換プロセッサー(Pentium III以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 1GB以上。Macintoshの動作環境は、PowerPC G3プロセッサー(G4以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 400MB以上。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.1以降、Mac OS X 10.1.5、10.2.3以降。

本体サイズと重量は、幅464×奥行き372×高さ212mm/約8.5kg(本体のみ)。消費電力は、最大約75W/待機時は約18W、稼働音は最大53dB。

ソフトは、プリンターの制御を行なう『HPディレクタ』、動画や画像を管理する『HPイメージゾーン』、(株)アジェンダのはがき作成ソフト『宛名職人2005 プリンターバンドル版』などが付属する。

SOHO向けの高機能複合機『HP Officejet 7410 All-in-One』

HP Officejet 7410は、HP Photosmart 2710 All-in-Oneをビジネス用にカスタマイズしたSOHO向けモデル。店頭販売はされず、同社の直販サイト“HP Directplus”のみで販売される。基本的なスペックは、HP Photosmart 2710 All-in-Oneをベースにしており、50枚のA4原稿をセット可能なADF(自動原稿読取台)機能を装備している点や液晶ディスプレーが3.5インチから2.5インチ(画像表示可能)に変更された点、フォトグレーインクHP 100を使用できない点が異なる。

ADF(自動原稿読み込み装置)を搭載するSOHO向け複合機『HP Officejet 7410 All-in-One』

給紙トレーは前面に配置されており、150枚の用紙をセット可能。自動両面印刷対応ハガキトレーが標準で同梱される。ADFと組み合わせれば、自動両面のプリント/ファクス/スキャン/コピーが可能となる。

プリントエンジンには、『HP Deskjet 6840』と同じものを使用。印刷スピード、印刷解像度はHP Photosmart 2710 All-in-Oneと共通。インクはHP 134/135(シアン/マゼンタ/イエロー)とHP 130/131(ブラック)の2つのカートリッジを使用する4色構成が可能なほか、HP 134/135とHP 138(フォトシアン/フォトマゼンタ/フォトブラック)の6色構成の2タイプになる。最高解像度4800dpi×1200dpiでの印刷に対応する。

スキャナー機能は、撮像素子にCCDを使用し、光学解像度は2400×4800dpi。A/D変換は各色16bit(Macintoshは各色12bit)。最大原稿サイズはA4。読取速度はモノクロでA4サイズの用紙1枚あたり45秒(600dpi)、カラーでは45秒(2400dpi)。

コピー機能は、最大原稿サイズがA4。コピーは、A4モノクロ時で毎分30枚、A4カラー時で毎分20枚可能。画像を用紙いっぱいに印刷する“フチなしコピー”機能などを搭載するのも共通。

カメラダイレクト機能は、標準規格である“PictBridge”やカード・ダイレクトプリントに対応。また、オプションのBluetoothワイヤレスプリンタアダプター『HP bt300』(HP Directplus価格5817円、USB接続)を使えば、カメラ付き携帯電話機と接続して本機で印刷することも可能。

ファクス通信機能は最大33.6kbps(Super G3対応)で、ファクス送信時の最高解像度はモノクロ送信時に300×300dpi、カラー送信時に300×300dpi。ダイヤルの登録件数は“ワンタッチ短縮ダイヤル”が5件、“スピードダイヤル”が110件。メモリー代行受信枚数は約150枚可能。

搭載されている2.5インチカラー液晶ディスプレーでは、コピーやプリントの指定が可能なほか、パソコンなしでのトリミング操作や赤目除去などの補正処理なども可能。

インターフェースはUSB 2.0×2、CFスロット(Type II)/スマートメディアスロット/メモリースティックスロット(PRO対応、Duoはアダプターが必要)/SDメモリーカードスロット(MMC対応、miniSDはアダプターが必要)/xDピクチャーカードスロットを装備。

Windowsの動作環境は、Pentium IIまたはCeleronおよび互換プロセッサー(Pentium III以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 1GB以上など。Macintoshの動作環境は、PowerPC G3プロセッサー(G4以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 400MB以上。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.1以降、Mac OS X 10.1.5、10.2.3以降。

本体サイズと重量は、幅549×奥行き397×高さ291mm/約11.3kg(本体のみ)。消費電力は、最大約75W/待機時は約19W、稼働音は最大54dB。

ソフトは、『HPディレクタ』、『HPイメージゾーン』、『宛名職人2005 プリンターバンドル版』などが付属する。

 

ホームDPEを意識した高機能複合機『HP Photosmart 2610 All-in-One』

HP Photosmart 2610 All-in-Oneは、従来モデルの『HP PSC 2450 Photosmart』の後継にあたる。スペックは、HP Photosmart 2710 All-in-Oneをベースにしており、異なるのはIEEE 802.11g/b対応の無線LAN機能を非搭載にして、液晶ディスプレーを2.5インチに変更した点。また自動両面印刷対応ハガキトレーは同梱されておらずオプションとなっている。

無線LAN機能を非搭載にした『HP Photosmart 2610 All-in-One』

給紙トレーは前面に配置されており、150枚の用紙をセット可能。プリントエンジンには、『HP Deskjet 6840』と同じものを使用。印刷スピード、印刷解像度、インクの組み合わせは、HP Photosmart 2710 All-in-Oneと同等。

スキャナー機能は、撮像素子にCCDを使用。光学解像度は2400×4800dpi。A/D変換は各色16bit(Macintoshは各色12bit)。最大原稿サイズはA4。読取速度はモノクロでA4サイズの用紙1枚あたり45秒(600dpi)、カラーでは45秒(2400dpi)。

コピー機能は、最大原稿サイズがA4。コピーは、A4モノクロ時で毎分30枚、A4カラー時で毎分20枚可能。画像を用紙いっぱいに印刷する“フチなしコピー”機能などを搭載するのも共通。

カメラダイレクト機能は、標準規格である“PictBridge”やカード・ダイレクトプリントに対応。また、オプションのBluetoothワイヤレスプリンターアダプターを使えば、カメラ付き携帯電話機と接続して本機で印刷することも可能。

ファクス通信機能はHP Photosmart 2710 All-in-Oneと共通。

画像を表示可能な1.8インチカラー液晶ディスプレーを搭載しており、コピーやプリントの指定が可能なほか、パソコンなしでのトリミング操作や赤目除去などの補正処理なども可能。

インターフェースはUSB 2.0×2、CFスロット(Type II)/スマートメディアスロット/メモリースティックスロット(PRO対応、Duoはアダプターが必要)/SDメモリーカードスロット(MMC対応、miniSDはアダプターが必要)/xDピクチャーカードスロットを装備。

Windowsの動作環境は、Pentium IIまたはCeleronおよび互換プロセッサー(Pentium III以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 1GB以上など。Macintoshの動作環境は、PowerPC G3プロセッサー(G4以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 400MB以上。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.1以降、Mac OS X 10.1.5、10.2.3以降。

本体サイズと重量は、幅464×奥行き372×高さ212mm/約8.5kg(本体のみ)。消費電力は、最大約75W/待機時は約15W、稼働音は最大53dB。

ソフトは、『HPディレクタ』、『HPイメージゾーン』、『宛名職人2005 プリンターバンドル版』などが付属する。

6色インクに対応したミドルレンジの複合機『HP PSC 2355 All-in-One』

HP PSC 2355 All-in-Oneは、同社が戦略モデルと位置づける複合機。従来モデルの『HP PSC 2310』の後継にあたる。単機能プリンターのDeskjet 5740と同じプリントエンジンを搭載。A4用紙を100枚セット可能な前面給排紙方式を採用しており、トレーは折りたためるのが特徴。自動両面印刷対応ハガキトレーには非対応。

A4モノクロを毎分23枚印刷可能な『HP PSC 2355 All-in-One』

印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分23枚、A4カラー時で毎分18枚。4辺フチなし印刷に対応する。インクはHP 134/135(シアン/マゼンタ/イエロー)とHP 130/131(ブラック)の2つのカートリッジを使用する4色構成が可能なほか、HP 134/135とHP 138(フォトシアン/フォトマゼンタ/フォトブラック)の6色構成の2タイプになる。フォトグレーインクのHP 100は搭載できない。解像度4800dpi×1200dpiでの印刷に対応する。

スキャナー機能は、撮像素子にCIS(Contact Image Sensor)を使用し、光学解像度は1200×4800dpi。A/D変換は各色16bit(Macintoshは各12bit)。最大原稿サイズはA4。読取速度はモノクロの場合、A4サイズの用紙1枚あたり1分00秒(600dpi)、カラーでは3分36秒(1200dpi)。

カメラダイレクト機能は、標準規格である“PictBridge”やカード・ダイレクトプリントに対応する。ファクス通信機能は非搭載。

画像が表示可能な1.8インチカラー液晶ディスプレーを搭載し、コピーやプリントの指定が可能なほか、パソコンなしでのトリミング操作や赤目除去などの補正処理なども可能。

インターフェースはUSB 2.0×2、CFスロット(Type II)/スマートメディアスロット/メモリースティックスロット(PRO対応、Duoはアダプターが必要)/SDメモリーカードスロット(MMC対応、miniSDはアダプターが必要)/xDピクチャーカードスロットを装備。

Windowsの動作環境は、Pentium IIまたはCeleronおよび互換プロセッサー(Pentium III以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 1GB以上。Macintoshの動作環境は、PowerPC G3プロセッサー(G4以上推奨)、128MBメモリー(256MB以上推奨)、400MBのHDD空き容量が必要。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.1以降、Mac OS X 10.1.5、10.2.3以降。

本体サイズと重量は、幅440×奥行き284×高さ172mm/約5.5kg(本体のみ)。消費電力は、最大75W/待機時は7.5W、稼働音は最大55dB。

ソフトは、『HPディレクタ』、『HPイメージゾーン』、『宛名職人2005 プリンターバンドル版』などが付属する。

従来型の6色インクを使用するエントリーモデル複合機『HP PSC 1315 All-in-One』

HP PSC 1315 All-in-Oneは、従来モデルの『HP PSC 1350』と『HP PSC 1315』の後継機にあたるもので、ローエンド向けの製品ながら6色インクを搭載できるのが特徴。プリントエンジンは単機能プリンター『PSC 1350』と同等のものを搭載する。A4用紙を100枚セット可能な前面給紙方式を採用しており、トレーは折りたためるのが特徴。自動両面印刷対応ハガキトレーは非対応。

ローエンド向けの複合機『HP PSC 1315 All-in-One』

印刷スピードは、A4モノクロ時で毎分17枚、A4カラー時で毎分12枚。3辺フチなし印刷に対応する。インクは、今回多くの機種で採用されているHP 100/130/131/134/135/138/は使用せず、従来モデルと同じ顔料インク『HP 56』(ブラック)、カラーインク『HP 57』(シアン/マゼンタ/イエロー)、フォトインクの『HP 58』(ライトシアン/ライトマゼンタ/フォトブラック)を使用する。最高4800dpi×1200dpiでの印刷に対応。同社の加速度試験では、70年のアルバム保存が可能という。

スキャナー機能は、撮像素子にCIS(Contact Image Sensor)を使用し、光学解像度は1200×4800dpi。A/D変換は各色16bit。最大原稿サイズはA4。読取速度はA4サイズ用紙1枚あたり1分22秒(600dpi)、カラーでは4分40秒(600dpi)。

カメラダイレクト機能は、標準規格である“PictBridge”やカード・ダイレクトプリントに対応する。液晶ディスプレーは非搭載。

インターフェースはUSB 2.0×2のみで、メモリーカードスロットは非搭載。

Windowsの動作環境は、Pentium IIまたはCeleronおよび互換プロセッサー(Pentium III以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 1GB以上。Macintoshの動作環境は、PowerPC G3プロセッサー(G4以上推奨)、メモリー128MB(256MB以上推奨)、HDD 400MB以上。対応OSは、Windows 98/98 SE/Me/2000/XP、Mac OS 9.1以降、Mac OS X 10.1.5、10.2.3以降。

本体サイズと重量は、幅426×奥行き259×高さ170mm/約5.9kg(本体のみ)。消費電力は、最大70W/待機時は7.5W、稼働音は最大55dB。

ソフトは、プリンターの制御を行なう『HPディレクタ』、動画や画像を管理する『HPイメージゾーン』、ハガキソフト『宛名職人2005 プリンターバンドル版』などが付属する。

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