富士ソフトエービーシ(株)は6日、はがき作成ソフト『筆ぐるめ Ver.12』を24日に発売すると発表した。価格は4980円。“アップグレード・乗換”版も用意する。価格は3180円。製品にはCD-ROMで提供する“CD版”とDVD-ROMで提供する“DVD版”を用意する。価格は同じ。
『筆ぐるめ Ver.12 DVD版』 |
『筆ぐるめ Ver.12』は、“たのしく・かんたん・きれい”のコンセプトを基に、より初心者に使いやすくしたというはがき作成ソフト。操作全般をサポートするナビ機能を強化し、最初に行なうことを誘導する“初期導入ナビ”や、よく使われる機能をトップ画面に追加したほか、郵便番号/電話番号/旧新住所変換辞書のアップデートプログラムをインターネット経由でアップデートする機能を追加したのが特徴。
ナビメニュー | 宛て名面 |
写真の取り込み機能では、デジタルカメラからの取り込みに加え、Windowsの“マイピクチャ”の画像をグループ表示できるようになった。収録している素材などは、イラスト/背景/写真は1万点(DVD版は1万700点)、レイアウトサンプル2500点、例文1842点などで、写真やイラストの画像に影を付けてデザインを立体的に見せる“ドロップシャドウ”や、フレーム(268点)を付けられるフレーム機能も追加された。フォントは日本古来の氏/姓を正しく表記できるUnicode対応フォント“正調祥南行書体EX”など和文13書体と欧文3書体を搭載しており、和文フォントには美しいと言われている“有澤真筆行書”が追加されている。
レイアウト画面 |
印刷機能では、両面印刷に対応し、対応プリンターを利用すれば、はがきの宛て名面とレイアウト面を同時に印刷できる。CD/DVDラベル直接印刷にも対応。そのほか、地図ソフトや経路探索ソフト、携帯電話メモリー管理ソフトなどとの連携も行なえ、他社製ソフト(筆まめ/筆王/Outlook/Excelなど)の住所録の直接読み込みにも対応したという。対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000 Professional(SP4以降)/Windows XP SP1以降。
同社では、筆ぐるめで作成した年賀状やグリーティングカードなどをサーバーで預かり、指定した期間にウェブブラウザー(携帯電話にも対応)で閲覧できるようにする無料のウェブサービス“仮想郵便局”も提供するとしている。