(株)ケイ・オプティコムは29日、辻学園グループの“辻ウェルネス”とフランステレコム(株)のResearch & Development Tokyoが共同開発した“香りWeb”のコンテンツ配信実験を開始すると発表した。ケイ・オプティコムが運営するインターネットカフェ“opti c@fe(オプティ・カフェ)”内に設置した専用端末を利用し、同日から9月30日まで実施する。
“香りWeb”の専用端末 |
“香りWeb”は、料理を始めとしたさまざまな画像を香りとともに楽しめるコンテンツ。フランステレコムのResearch & Development Tokyoが開発した香りを配信するシステムと、辻ウェルネスの開発した香りと画像コンテンツを利用する。ユーザーのパソコンからの指示を受けて、ウェブサーバーが“香り発生装置(ディフューザー)”に“香り拡散信号”を送信、それにより画像に合った香りを発生させるというもので、今回の実験ではコンテンツごとにあらかじめ合成された香りを発生させる。使用する香料は実験のために特別に開発しており、安全性と保存性が確認されているという。
“香りWeb”のしくみと未来像 |
辻ウェルネスとフランステレコムは、これまで展示会や各種フォーラムなどでデモンストレーションを行なってきたが、公開実験は今回が初めて。今後はケイ・オプティコムとともに、2005年3月30日まで“opti c@fe”以外でも実施するとしている。