大阪市と大阪市の中小/ベンチャー企業支援拠点“大阪産業創造館”は9日、ロボット関連産業の振興に向け“大阪発!次世代ロボット実用化プロジェクト”を開始し、産学連携の地域コンソーシアムを募集すると発表した。認定されたグループには2000万円の開発資金を助成する。
“大阪発!次世代ロボット実用化プロジェクト”は、一般家庭/オフィス/事業所などでの日常活動に対して多種多様な貢献が期待されている“次世代ロボット”に関する技術について、実用的なアイデアの提案を受け付け、その技術の事業化を目指して共同開発を行なう産学連携地域コンソーシアムに対し、1グループあたり2000万円の開発資金の助成などを行なうもの。2件程度を採択する予定。
アイデアについてはおおむね2年以内に事業化を見込めることが前提となる。平成16年度(2004年度)はプロトタイプ・モデルなどの開発と制作に対して助成し、平成17年度(2005年度)は実証実験プログラムの実施・プロトタイプ・モデルなどの改良に対して助成を行なう予定としている。ただし、コンソーシアムを構成する企業の約半分以上が大阪市内の中小企業であることなどが条件。募集期間は12日から8月10日まで(必着)。提出書類はウェブサイトでダウンロードできる。
大阪市と大阪産業創造館では、“大阪発”のオリジナリティーのあるロボットテクノロジーにより市場創出を図っていくことを目的としているという。