無線LAN接続でWEPに対応しない、DVI-I/D4映像出力を持たない以外は、LinkPlayerとほぼ同じ機能を持つ。DivX Networkから正式に「DivX VIDEO Compatible」のロゴを取得しているので、DivXメインのユーザーなら安心して使える。背面にコンポーネント映像出力端子を持ち、D端子へも変換できる。また、デジタル音声出力は光、コアキシャルの両方に対応している。 |
- 録画したムービーが毎日増えていく
- 動画形式にはちとウルサい
- CODECのインストールが面倒くさい
- ロースペックの余りPCがある
- ムービーは大画面TVで見たい
カノープスから登場のMEPG2/DivX対応DVDプレーヤ カノープス「MultiRDVD」レビュー(写真をクリックすると当該レビュー記事に移動します)。 | PCとTVをつなぐマルチメディアプレーヤ アイ・オー・データ機器「AVeL LinkPlayer AVLP1/DVD」レビュー。 |
こんな人の福音となるデッキ型プレーヤ「TRANSGEAR DVX-500」(長瀬産業)が登場した。有り体に言うと、DivXとかXviDでエンコードされたファイルを大量に持っていて、PCでの再生環境は一通り整えているが、CODECのインストールやプレーヤソフトの操作が面倒臭い、というマニアックでものぐさな人にぴったりのハードウェアというわけ。DVD-VideoやDivXファイルを保存した光メディアも再生できるが、その本領は別にある。せっかく光ディスクというメディアのくびきから解放されて、HDDというPCらしいメディアに移行したのに、「TVに映す」ためだけに光ディスクに保存する矛盾を解消するプレーヤデッキなのだ。
サーバソフトをインストールし、メディアファイルが詰まったフォルダをウォッチフォルダに登録する。自動的にプレーヤで再生できるファイルがマウントされ、リストアップされる。ムービーの場合は赤字でリストされることがあるが、そのままでは再生できないCODEC(FourCC)である「DIV3」でエンコードされたファイルであることを示している。一定の時間が経過すると自動で「OpenDiv3」形式に変換されるが、すぐにプレーヤで見たい場合にはサーバソフトの変換ボタンを押せばいい。変換時にはFourCCの変更とトランスコードが行われるが、オリジナルは「.original」という拡張子でコピーされているので、何かあっても安心。
本体背面のコネクタ部。 |
本体に輝くDivX Compatibleロゴ。 |
動画フォーマット | MPEG-1、MPEG-2、DivX3.11~5.xx、XviD |
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対応CODEC | OpenDivX、RMP4、XviD+MP3/AC3 |
出力画像プロファイル | コンポーネント端子:480i/480p |
音楽フォーマット | MP3、WMA8/WMA9、Ogg Vorbis、WAV |
静止画フォーマット | JPEG、GIF、TIFF、BMP、PNG |
ネットワーク上のデータを再生
サーバ上のコンテンツ種別を選択
サーバにログインすると、「ビデオ」(動画)/「ミュージック」(音楽)/「フォト」(写真)/「iラジオ」(インターネットラジオ)を選択できるようになる。
ファームウェア更新で常に最新状態
インターネットに接続していれば、ファームウェアを明示的にアップデートできる。更新は頻繁ではないが、不具合修正や最新CODECへの対応が行われる。また、更新したファームウェアに不具合があった場合にロールバックできる。
TRANSGEAR DVX-500の主なスペック | |
製品名 | TRANSGEAR DVX-500 |
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ビデオ出力 | S-VIDEO、コンポジット、コンポーネント |
オーディオ出力 | RCA(ステレオ)、光デジタル(角型)、同軸デジタル |
ネットワーク端子 | 10/100BASE-TX、無線LAN(オプションの無線LANブリッジ「TRANSGEAR BA-100」が必要) |
対応OS | Windows Me/2000/XP |
対応メディア | CD/DVD |
サイズ | 430(W)×265(D)×50(H)mm |