Intel製の新チップセット“Canterwood ES”こと“E7210”を搭載したSupermicro製マザーの販売が本日開始された。先週一部ショップで展示が行われた「P4SCi」と、そのUltra320 SCSIオンボード版である「P4SC8」の2モデル同時発売となっている。
マニュアルよりチップセットの項 | 同じくマニュアルより構成図 | |
45度傾けて実装されたNorth Bridgeはヒートシンクの下 | “Hance Rapids”と呼ばれる巨大なICH“6300ESB” |
“E7210”は、デュアルチャネルDDR、FSB800MHz/PC3200(DDR400)DDR SDRAM、“Hyper-Threading”対応といった“i875P”と同等の機能を持ち、新たにPCI-Xに対応するワークステーション向けチップセット。当然“Prescott”コアにも対応する。大きな変化はMCHよりむしろICHにあり、“Hance Rapids”と呼ばれる“6300ESB”を新たに採用、RAID 0、1をサポートする2ポートのSerial ATAインターフェイスと64bit/66MHz PCI-Xバスを備える。
今回発売された2モデルはAdaptec製“AIC7902”チップによる2チャンネルのUltra320 SCSIインターフェイスの有無意外は共通の仕様となっており、拡張スロットは64bit/66MHz PCI-X×2、32bit/33MHz PCI×2でAGPスロットはなし、DIMM×4で最大メモリ容量は4GB。2ポートのSerial ATAインターフェイスとATI“Rage XL”チップによるグラフィック機能(VRAM8MB)がオンボード。デュアルのギガビットイーサは1つがCSA接続、もう一つが32bit/33MHz PCI接続となっている。USB2.0ポートはバックパネル部の2ポートのほか、マザーボード上のピンヘッダからさらに2ポートを引き出せる。価格は「P4SCi」がぷらっとホームで2万8800円、ファナティック東京店で3万1800円。「P4SC8」がファナティック東京店で4万3800円となっている。
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