S3“UniChrome”内蔵のVGA機能統合チップセット“KM400A” |
S3製グラフィックコア“UniChrome”内蔵のVGA機能統合チップセット“KM400A”を搭載した、初のSocket A対応マザーボード「GA-7VM400AMF」が、Gigabyteから発売された。同時に下位モデルとなる「GA-7VM400AM」も発売されており、どちらも価格は1万円を切っての登場となっている。
すでに登場している“KM400M”との大きな違いは、FSB、DDR共に400MHzまでの対応となったところ | 下位モデルとなる「GA-7VM400AM」はIEEE1394を省略したモデルとなる |
“KM400A”は、VIAが昨年5月に発表したSocket A用のチップセットで、発表から実に9カ月経ってのデビューとなった。同じくS3“UniChrome”を内蔵しすでに登場している“KM400”との大きな違いは、FSB、DDR共に400MHzまでの対応となったところで、最新のAthlon XPも搭載可能となる。なおサウスブリッジには、お馴染みのSerial ATA RAIDに対応した“VT8237”が採用されている。
Texas Instrument製チップによるIEEE1394を搭載するのが特徴の「GA-7VM400AMF」 | サウスブリッジには、お馴染みのSerial ATA RAIDに対応した“VT8237”が採用されている |
「GA-7VM400AMF」は、オンボードインターフェイスにTexas Instrument製チップによるIEEE1394を搭載するのが特徴のMicro ATXフォームファクタの製品で、下位モデルとなる「GA-7VM400AM」はそのIEEE1394を省略したモデルとなる。そのほか、サウンドや10/100Base-Tイーサネット機能を搭載する点や、AGP×1、PCI×3、DDR DIMM×2という拡張スロットの構成は共通となっている。
本日入荷を確認したのはアークで、価格は「GA-7VM400AMF」が9000円、「GA-7VM400AM」が8200円となっている。また、明日から週末にかけてこのほか複数のショップでも販売が始まるようだ。
FSB400MHzに対応したVGA機能内蔵のマザーは、一部“nForce2 IGP”を搭載したASUSTeK製品やBioster製品があるのみで、意外にレア。新たに選択肢が増えた点は歓迎するべきところだろう。
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