松下電器のブースでデモされていたデジタルスイッチャー『AV-HS5300』。1080/24p、1080/59.94i、720/59.94p、480/59.94iなど多くの映像フォーマットに対応、3次元効果をかけるDVPを内蔵しているなどの特徴を持つ |
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)が主催する放送用機器の国際展示会“2003 国際放送機器展”(略称:Inter BEE 2003、International Broadcast Equipment Exhibition 2003)が、日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で本日から開幕した。会期は21日(金)までで、6つのホールに業務用機器がズラリと展示されている。8ホール全てを使っていた昨年に比べると規模は多少小さくなったようだ。Inter BEEはテレビ局の報道用カメラやニュース製作システム、テレビ映像の送信システムからCM・映画撮影に使われるクレーンや照明機器まで、さまざまなプロユースの最新製品が展示されている。
青紫色レーザー採用の“プロフェッショナルディスク”をテープの代わりに使用するソニー(株)製カムコーダー『PDW-510/530』 |
同じく松下電器産業(株)から12月発売予定のミニDVカメラ『AG-DVX100A』 | 来年4月発売予定の『DVC PRO P2』。記録メディアとしてSDメモリーカード4枚をPCカードサイズにパッケージした“P2カード”を使用する |
三和グループが展示していた高さ15mのカメラ用クレーン『Galaxy Crane Version 8』 |
ソニー(株)のブースでは『スターウォーズ エピソードIII』の制作にも使われているというHDカメラ『HDC-F950』やHDCAM SRデジタルレコーダー、来春発売予定の光ディスク採用の撮影・編集システム“XDCAM”などが目をひいた。また、松下電器産業(株)では生番組放送に対応したリアルタイム字幕制作システム、報道からシネマ制作までに対応しながら24Pモード付きでシネマ調の映像撮影が可能な新製品『AG-DVX100A』、P2カード(SDメモリカード技術を採用)にデータを収録するカメラ『DVC PRO P2』などが来場者の注目を集めていた。ASCII24では、同イベントの様子を順次紹介していく予定だ。