デジカメやテレパソの普及、記録型DVDデバイスの登場で、保存したいデータは増えるばかり。こうした状況に応えてCD書き込みソフトの定番「Easy CD Creator」が約2年ぶりにバージョンアップした。
新バージョンは記録型DVD対応で、
6種を超えるアプリケーションを統合
画面1 インストールすると表示されるメニュー画面。ここから各ソフトを起動できる。 |
「Easy CD Creator」といえば、 CD-R/RWライティングソフトの定番の1本だ。前バージョンの「Easy CD Creator5 Platinum」がリリースされたのは2年前の2001年3月。新しい「Easy CD&DVD Creator 6 The Digital Media Suite」は、従来の機能をブラッシュアップしつつ、DVDオーサリングやデジカメ画像管理ソフトなど新しい要素を取り込み、CD/DVD書き込み関連のソフトをひとまとめにした“統合型デジタルメディア・スイート”に発展した(画面1)。
Easy CD&DVD Creator 6は大きく以下の9つのアプリケーションで構成されている。
- Disc Copier
- CD/DVDのバックアップ(同じメディアへの複製)を行う(画面2)。
- AudioCentral
- 音楽CDのリッピングから管理、再生リスト作成、編集、書き込みまですべてを統合。
- DVD Builder
- VCD/SVCD/DVD-Videoを作成するためのオーサリングソフト。
- PhotoSuite
- デジカメ写真の管理/補正/印刷/CDアーカイブなどの便利な機能を装備した画像データ管理ソフト。
- Creator Classic
- 従来型のオーソドックスなインターフェイスによるCD/DVD書き込みソフト。
- Drag-to-Disc
- フロッピーディスクのようにドラッグ&ドロップのみでCD/DVDに書き込めるパケットライトソフト。
- Label Creator
- オリジナルなCD/DVDラベルを作成する。
- Roxio Player
- DVD BuilderやPhotoSuiteなどで作成されたVCD/SVCD/DVDを再生する。
- Roxio Retrieve
- 複数枚に分割して保存したCD/DVDメディアからハードディスクにデータを復元。
以下では、この中から特にユニークな機能に絞って紹介していくことにする。
画面2 CD/DVDメディアを複製するソフト「Disc Copier」。複数ドライブへの同時書き込みが可能になったほか、RAWモード対応でより多くの種類のメディアをバックアップできるようになった。 |