プラネックスコミュニケーションズ(株)は4日、8月下旬に発表したブロードバンドルーター『BRC-114IXR』の記者向け説明会を開催した。
代表取締役社長の久保田克昭氏 |
『BRC-114IXR』 |
『BRC-114IXR』はUSB 2.0ポート×2、赤外線ポートほか、DMZポートを搭載している。また、HDDを接続してネットワークストレージ(Network Attached Storage:NAS)として利用できるUSB 2.0ポート×2を装備するのが特徴だ。会場ではUSB接続のHDDやUSBメモリーを接続した後、ネットワーク経由でファイルを共有する設定方法やデモが行なわれた。
『BRC-114IXR』は、ネットワークプロセッサーとしてインテル(株)の『IXP425』を搭載しているのが特徴。挨拶にたった代表取締役社長の久保田克昭氏は「IXP4xxシリーズのプロセッサーはIXP420、IXP421、IXP422、IXP425があるが、IXPは266/533MHzをサポートしている。動作は266MHzとなっているが最強のスペックを搭載している」と説明した。
『BRC-114IXR』に接続されたHDDやメモリースティックはHDD接続マップで確認可能 |
『Web Caster 7000』 |
久保田氏は併せて、東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)が販売しているブロードバンドルーター『Web Caster 7000』についても言及した。これは同社が製造する製品で、『BRC-114IXR』と同様、IXP425を搭載しており、スループット94Mbpsを実現しているのが特徴。PCカードスロット(Type II×2、CardBus対応)、USB 2.0ポート×2など豊富な機能を搭載しているのもウリのひとつ。会場ではオプションとなっているUSBカメラ『EE260』(3800円)を『Web Caster 7000』のUSBポートに接続し、携帯電話からインターネット経由で映像を確認するデモが行なわれた。
『Web Caster7000』の活用例。オプションの『EE260』をUSBポートに接続することで、パソコンに接続しなくてもリアルタイムで映像が確認できる |
オプション設定からUSBカメラを選択し、ログインユーザー名とパスワードを入力するとカメラの映像が現われる |
リアルタイムで映し出された会場の様子 |
携帯電話からインターネット経由で会場の映像を確認 |
今回の2製品は単なる“ブロードバンドルーターではない”点が強調されていた。社長の久保田氏も「今回の製品はパソコンを使うだけのルーターではない。HDDを接続するという考えは最初からあったし、今後はMPEG-4やBluetoothなども視野に入れながらマルチメディア関連のプロダクトを企画していきたい」と話した。