(株)日立グローバルストレージテクノロジーズは26日、CF(Type II)型の1.0インチHDD“マイクロドライブ”の新製品として、容量が最大4GBの“Microdrive 3K4”を開発し、サンプル出荷を開始したと発表した。ラインアップは、容量が4GBの『Microdrive 3K4-4』と、2GBの『Microdrive 3K4-2』の2製品。サンプル価格はオープン。出荷時期は、3K4-4が11月、3K4-2が12月。
“Microdrive 3K4”は、1月に発表した技術発表を製品化したもの。ディスクは1枚で、回転数は毎分3600回転。磁気ヘッドに“フェムトスライダ”を採用し、ヘッドがディスク上を浮上する高さ(フライハイト)を従来より40%低くすることで記録の高密度化を図ったという。ヘッドの本数は、3K4-4が2本、3K4-2が1本。データ転送速度は従来製品より約70%高速となる57.1M~97.9Mbps。128KBのデータバッファを搭載する。インターフェースはCF+(ATA/PCMCIA互換)。本体サイズは幅42.8×奥行き36.5×高さ5.0mm、重量は約16g。電源は3.3V/5Vで、消費電力は3.3V時で221mW、5V時で360mW(ともにローパワーアイドル時)。アイドル時の騒音は18dB。出荷時はFAT32でフォーマットされている。
なお、容量が1GBのマイクロドライブは、FAT16対応製品として継続販売するとしている。