日本ブーストワークス(株)は31日、ネットワークのデータ転送を2倍から5倍高速にする米ブーストワークス(BoostWorks)社のデータ圧縮/リダクションアプライアンス(専用機)“BoostEdge(ブースト・エッジ)”の販売を8月1日に開始すると発表した。同日付けで出荷を開始する。
『BE200A』 |
“BoostEdge”は、ウェブコンテンツやメール、FTP、クライアント/サーバー間などを流れるデータを分析/圧縮/リダクションすることで最適化し、データ転送速度を高速化する専用機。サーバーとセキュリティー機器の間に接続して利用する。
ブーストワークスのウェブ高速化サーバーソフト『BoostWeb』を基に、対応するデータタイプをFTPやクライアント/サーバー間のデータまで拡張し、専用機としており、対象となるデータは、HTML、XML、JavaScript、DXL、Excel、Word、PDFなどのファイルや、GIF、JPEG、PNG、TIFFなどの画像ファイル、POP3、SMTP、IMAPなどのメールデータほか。オブジェクトレベルのキャッシング機能や、障害発生時にパススルーモードへ自動で切り替える機能などを搭載する。
ラインアップは、エントリーモデルの『BE200A』、CPUの二重化に対応した『BE500A』、CPUと電源の二重化に対応した『BE1200A』の3モデル。BE500A/1200Aは、最大12台までのクラスター構成に対応する。オプションでSSLアクセラレーターカードも用意する(BE1200A用)。価格は、『BE200A』が180万円、『BE500A』が350万円、『BE1200A』が830万円。
同社では、今後、外資系を含む大手コンピューターメーカーや大手SI事業者を中心に新規の販売パートナーを開拓し、初年度で300セットの販売を目指すとしている。