『Tomcat K8S(S2850)』 |
米タヤンコンピュータ社(以下、TYAN)は現地時間の21日、“AMD Opteronプロセッサ”対応のマザーボード『Tomcat K8S(S2850)』を発表した。同社のOpteron用マザーボードとしては、すでに『Thunder K8S(S2880GNR)』が市場で販売されているが、CPUソケットが1つであるシングル仕様のマザーボードを出すのは今回が初めて。チップはAMDの『AMD-8111』を採用している。
『Tomcat K8S(S2850)』はATXフォームファクターの製品で、拡張スロットはPCI×6、メモリーソケットはDDR DIMM用を4本(最大8GB、Registered対応)搭載。オンボードでグラフィックスコントローラー“ATI RAGE XL”を搭載するほか、米ブロードコム社製チップ『BCM5705』によってGigabit Ethernetポートを2つ搭載している。シリアルATAに関してはオプションとなっており、基盤上にも空きパターンが見られが、(株)タヤンによるとほかにシリアルATA搭載モデルも用意されているという。
先日、市場にはシングルOpteronマザーボードとして台湾ASUSTeK Computer社の『SK8N』が販売開始となっているが、こちらの製品は米NVIDIA社のチップ『nForce3 Pro 150』を搭載したものだった。TYANの『Tomcat K8S(S2850)』はAMD製チップを採用したシングル仕様で、その意味でも注目を集めそうだ。販売開始は近日としており、予想実売価格は約3万円となっている。