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TransCube 10

TransCube 10

2003年07月16日 21時01分更新

文● 今澤傘之輔

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HDDレコーダとしての機能

「アルバム」ライブラリ
画面3 HDDに録画した映像タイトルは、「アルバム」ライブラリとして管理される。画面は、リモコンからライブラリを一覧表示したところ。タイトルごとにロックをかけることも可能だ(南京錠のマークが表示されている)。

 TransCubeとTVの接続は一般的なビデオデッキを接続する場合と同様だ。ビデオ入力端子は本体前面と背面に1系統ずつ備えており、BSチューナやビデオカメラの接続ができる。本体は厚手のA4ファイル程度の大きさなので、TVの脇に気軽に置くことできるだろう。ただし吸気口と排気口の位置の関係から横置きはできない。

 本体背面上部にはPCと同じような排気ファンが設けられているが、動作音は非常に静かである。冷蔵庫など家庭内の電気製品のほうがうるさく感じられるほどだ。

 PCによる初期設定が済んだ後であれば、付属のリモコンでTransCubeをビデオデッキのように使える。ただ、リモコンのボタンを押してから実際にチャネルが切り替わるのに2秒程度の時間がかかる点がちょっと気になる。リモコンに数字キーがついていてダイレクトに選局できたら良いのにと感じた。

 TVを視聴中に録画ボタンを押すと、受信中の番組録画が始まる。「TS」と書かれたボタンを押すとTV画面がフリーズし、HDDへの録画が開始される。これは「タイムスリップ」と名づけられた機能で、フリーズ中に再生ボタンを押せばフリーズした時点からの続きを見ることができる。あるいはもう一度TSボタンを押すことでフリーズ以降の映像を保存しておき、後から見直すことも可能だ。この場合は、画面がフリーズ解除されて現在の時間軸での表示に戻る。TVの前を離れねばならない時などに便利な、HDDレコーダならではのタイムシフト機能である。

PRICE LIST 見積り書

(1) 有線LANと無線LANで2台のPCを接続する場合

    TransCube 10
    (付属Ethernetケーブル3m、無線LAN PCカード×1)
    約10万円
    合計
    約10万円
TransCube 10の主なスペック
製品名 TransCube 10
HDD容量 80GB(100タイトル、1タイトル最大12時間)
チューナ 地上波(VHF1~12ch、UHF13~62ch)/CATV(C13~63ch)
録画モード 高画質:最大6Mbps/720×480ドット、約24時間
標準:最大4Mbps/720×480ドット、約36時間
長時間:最大2Mbps/352×480ドット、約72時間
EPG(電子番組表) iEPG
インターフェイス(通信) 100BASE-TX/無線LAN(IEEE802.11b)
ビデオ S-VIDEO出力×1/コンポジット出力×1/S-VIDEO入力×2/コンポジット入力×2
音声 ライン出力×1/ライン入力×2
サイズ(W×D×H) 104×319×259mm
重量 3.1kg

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