米ヤフー(Yahoo!)社は現地時間の14日、広告型検索サービス大手の米オーバーチュアサービシズ(Overture Services)社を買収すると発表した。オーバーチュアの1株に対し、ヤフー株0.6108と4.75ドル(約560円)を割り当てる。買収金額は約16億3000万ドル(約1900億円)。これによりオーバーチュアはヤフーの100%子会社となるが、現CEOのテッド・マイゼル(Ted Meisel)氏が引き続き責任者となる。
両社は、ヤフーのサービスと、約8万8000の広告主が利用しているオーバーチュアのサービスを組み合わせたサービスをグローバル展開するとしており、ヨーロッパ、韓国、日本でも提供を予定しているという。
なお、ヤフーは2002年12月にインターネット検索エンジンやキャッシュなどの技術を持つ米インクトゥミ(Inktomi)社を買収しており、今回のオーバーチュアの買収により、検索サービスに重要なコンポーネントを持つことになるという。