アイコム(株)は15日、無線LAN規格“IEEE 802.11a/b/g”に対応し、電波干渉を抑制するための送信出力可変機能を搭載した無線LAN PCカード『SL-5100』を8月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。
『SL-5100』 |
『SL-5100』は、電波の出力を調整/低減し、無駄な到達エリアを減らすことで干渉を抑える送信出力可変機能を搭載したほか、接続先の無線LANアクセスポイントの通信規格に合わせて、周波数帯と通信速度を自動切り替えできるのが特徴。セキュリティー機能は、128bitの“OCB AES(Offset CodeBook - Advanced Encryption Standard)”と、152bit/128bit/64bit WEPに対応する。本体はCardBus対応のPCカード(Type II)で、カードのサイズは幅121×奥行き54×高さ11.4mm、重量は約50g。ダイバーシティーアンテナを搭載する。電源はDC3.3V、消費電流は400mA。対応OSはWindows XP/98 SE/Me/2000。
同社のブロードバンド対応無線アクセスポイント『AP-120B』に装着すれば、IEEE 802.11a/b/g切り替え式の無線LANブロードバンドルーターとして利用できるとしており、対応ファームウェアを無線LAN製品のサービスサイト“ICOM WAVEMASTERホームページ”で公開する予定としている。