VALUESTARシリーズの最高峰に位置するハイエンド機であり、BS/CSデジタルTV録画も可能。ホームネット簡単設定ツールで家庭内LANの構築もしっかりサポートする。
地上波・BS/CSデジタルの
両TVチューナ内蔵
図 VALUESTAR TXで作るホームネット例 |
ASCII24特別企画「アナタにもできるPC使いこなし講座 第1回:PCのホームAVサーバ化計画」。写真をクリックすると当該記事に移動します。 |
【配信ソフト】お手持ちのPCがホームサーバに変身!「SmartVision 2.0」レビュー。 |
NECが同社の製品を分類している4カテゴリのうち、「ニュースタイルサーバ」に入るのが「AX10」と「VALUESTAR TX」。なかでも最上位の「VX970/4F」は、現在、BS/CSのTV録画ができる唯一のテレパソという点でも注目のモデルである。本体に地上波アナログTVチューナと、BS/CSデジタルTVチューナを内蔵、さらに付属の17.5型ワイド液晶モニタにも地上波TVチューナが内蔵され、モニタ単体でもTVを見ることができる。さらにモニタでTVを見ながら、PCで裏番組を録画することも可能である。
TV視聴・録画を担うのは、地上波は「SmartVision 2.0」、BS/CSは「SmartVision BS」でどちらもタイムシフト再生・録画に対応。SmartVision 2.0についてはこちらの記事で解説しているとおり、家庭内LANでSmartVision/PLAYERがインストールされているPC(TVチューナなし)からTVを見たり、録画されたビデオを見たりできる。ドット・ゲートサービスやBIGLOBEでWeb録画予約もできるが、SmartVision BSのほうは対応していない。
写真1、2 「VALUESTAR VX970/4F」の前面および背面 |
ビギナーも安心
ホームネット簡単設定ツール
VALUESTAR TXをPCサーバにしてホームネットワークを組むには、多くの知識は必要ない。「ホームネット簡単ツール」を起動し、そのウィザードにそって作業を進めていくだけだ。サーバとなるPCの設定からクライアントPCの追加、共有フォルダや共有プリンタの設定、無線LANの導入(無線LANカードが標準で付属)までサポートされている。また、アプリケーションごとにファイアウォールを設定できるネットワークセキュリティソフト「PCGATE Personal」もプリインストールされており、こちらに関しても基本的な設定方法はウィザードに取り込まれている。
画面1、2 初めてのホームネット構築も「ホームネット簡単設定ツール」「Webサーバー導入ガイド」などのお助けツールがサポートする。 |
外出先からのモバイルアクセスを可能にする「ドット・ゲートサービス」も「Webサーバー導入ガイド」を起動して、指示どおりに設定していけばいい。これで自宅PCをWebサーバとして利用できるようになり、TVの録画予約や自宅PCのメールチェックなども行えるようになる。
PRICE LIST 見積り書
(1) 有線ホームネット構築時
- VALUESTAR TX VX970/4F
- 約50万円
- ブロードバンドルータ
- 約1万円~
- 合計
- 約51万円~
(2) 無線ホームネット構築時
- VALUESTAR TX VX970/4F
- 約50万円
- 無線LANブロードバンドルータ
(PCスロットに装着する無線LANカードは標準添付) - 約1万5000円~
- 合計
- 約51万5000円~
VALUESTAR TX VX970/4Fの主なスペック | |
製品名 | VALUESTAR TX VX970/4F |
---|---|
CPU | Pentium 4-2.80GHz |
メモリ | 512MB |
ビデオ | チップセットSiS651内蔵 |
HDD | 250GB |
ドライブ | DVD MULTIドライブ |
AV関連I/O | TVアンテナ端子、BS/CSアンテナ端子、ビデオ入出力(コンポジット、S-VIDEO共用)×各1、ICカードボックス |
TVチューナ | 地上波/BSデジタル/110度CSデジタル |
通信 | 10/100BASE-TX、56kbps、無線LAN(IEEE802.11b) |
サイズ(W×D×H) | 115×400×360mm |
重量 | 約9.4kg |
プリインストールOS | Windows XP Professional SP1 |
付属モニタ | 17.5型ワイド液晶モニタ(TVチューナ内蔵) |